セカンドクラブ劇場

text by tw
執筆:2002年/編集:2019年

2002年オーストリアGP決勝レースにて・・・
フェラーリのルーベンス・バリケロが首位を走行していたが、
ファイナルラップの最終コーナー立ち上がり後、
フェラーリはチームオーダーを発動し、バリケロはマシンをスローダウンさせ、
ナンバー1ドライバーであるミハエル・シューマッハを優勝させた。

− この問題を受けてFIA国際自動車連盟は、
フェラーリチーム、M.シューマッハ、R.バリケロに対し、
合わせて100万ドル(約1億2000万円)の制裁金を科す と発表した −


(バリケロ)「ケローッッ!?

はうあ!

100万ドル!?

優勝を譲ってカネを払うのかケロ!?

あほかー!!!(ぶちぶちぶちっ!#)


ひゃ、100万ドル…

チームと アゴと おれで 三等分で払ったとしても・・・、

33万.333333333333333333333333333333333…


割り切れないケローーー!!!(ぶちぃっ!)


ベッカム!

違う、

ガッデム!!

むきーっ! なっにが何でも全額アゴに払わせるケロ!
あんなクソ高給摂りに100万や200万ドルの一つや二つ痛くも痒くも無いケロ!
速攻スイス銀行に口座開設してゴルゴ13並みに振り込ませるケロ!!! アゴに!!
ぶちいっ!

ケローぉッ!! (ケロ〜… けろ〜… けろ〜… 」 (←フェイドアウト)




(その頃、フェラーリ・チームのテストドライバー2名、バドエル及びブルティが収容されている地下室では−)

(…けろー・・・ けろー・・・ けろー・・・ )

(ブルティ)「…なんか今日、バリケロ先輩 荒れてますねえ・・・。」

(バドエル)「ここのセカンドドライバーになったらば、こーゆーの度々あるから。」

(ブルティ)「そうなんですか、、。 でも叫び声が小さーくこだまして聞こえてくるのが恐過ぎます…。」

(バドエル)「いや、今のバリ公はマシな方よ? だって3年前までは、「アバーッ!!#」だったんだから。」

(*筆者注:3年前までフェラーリのセカンドドライバーはアーバインであった。)

(ブルティ)「それ聞いてみたかったですね・・・。」

(バドエル)「おめー結構大物ね…。」(汗)

(ブルティ)「にしても、僕と同郷人であるバリ公先輩、気の毒です、、、」

(バドエル)「おめーがそういう事言うのまずくない?」(汗)

 ばたん!

(バリケロ) (どたどたどたー!)「ムキーッ!# 全部聞こえてるんだケローー!!」

(ブルティ)「(ガビーン!) はうあ!? マジっスか!!?」(@@)!!!

(バドエル)「こんなとこに扉がぁー!?(6年間気付かんかったあああ!!!)」

(バリケロ)「ぼけー!歯ぁ食いしばれケロー!」(ばちこーん!!!!!)

(ブルティ)「ひでぶーーーッ!!!!(ぐっはー!)」


ちがが出たブルティであった。


続く。



次回「恐怖のおつかい」

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