2012年ジャパンカップ 其の二 製作・撮影・text by tw (Web公開日: 2012. 9.10月)

 22年前、13才の少年時代に残した遺恨(?)、ブッチ切りの優勝間近での、最終ラップ下りスロープのコースアウト。
 ミニ四駆のジャパンカップとは、野球少年にとっての甲子園の様なものだと思う。
 22年ぶりのリベンジ2回目となる、昨日2012年 9月09日ジャパンカップ東京大会Rd.2に参戦した筆者のマシンを以下公開する。

リザルトは、
予選1回目コースアウト、
予選2回目ブッチギリで快勝
2次予選は4周目にトラブルでリタイヤした。
左写真が今回筆者の出走したマシンの最終形態。


今(2012)年のジャパンカップでコースアウトする区間は、
基礎がちゃんと造ってあるマシンならば、
ナイアガラの崖ジャンプだけだ。よって、
ローラーのスラスト角は0.5〜1度程度として走行抵抗を抑えた。

ナイアガラへ入る前の登り区間にだけ、
リヤ・アンダー・スポンジ・ブレーキを効かせブレーキをかけた。

タイヤは薄い方が着地時に跳ねない様なので、ホイールは大径とし、ゴムタイヤを薄く削って履かせた。

そしてマスダンパーは、なるべくホイールベース内へ装着した。
これは(基礎的な事を忘却して居た…)前回学習した事だが、
マスダンパーは、前後へオーバーハングした位置へ取り付けると、
タイヤの着地時にテコの原理で、前後のどちらかへ強い荷重が掛かってしまい、かえって車体が跳ねる現象が発生する様だからだ。

フロントの追加2個は、予選1回目にコースアウトしたので妥協で急遽の対策。



予選1回目のコースアウト時に、シャーシのフレーム部が割れた。

予選2回目までにFRPプレートの切れ端を接着して、何とか繋げて補強できた。



そして2次予選、スタートからトップで、
ぐいぐい他車を引き離して圧勝ムードで独走するも、

3周目にリヤ・ホイールが1輪 脱落!

しかしこのマシンは、
3輪走行となっても残り片方のホイールが抜けない様に、
ホイール軸の切れ端を装着してあるのだ。
(*ワイド・トレッド化する為に装着する必要もある。)

それで3輪走行で何とかもう1周走ったが……、



4週目のナイアガラスロープ下りの着地で、失速、ストップ、リタイヤ。(T_T)

マシンを回収して駆動系を診てみると、
モーターのシャフトに装着してあるピニオンギアが緩んで内側へスライドしていた…。
これでモーターが空回りとなってストップしてしまった訳だ。







 後輪とリヤローラーの間に備えたFRPパーツ、これは筆者発案の毎回おなじみな手法で、
 ジャンプの着地でフェンスにマシンが挟まらない様にする目的だ。実際、予選1回目で役割を果たした様で、衝撃で外れた。
 こんな小さなパーツなのにタミヤのスタッフさんが回収して下さり、予選2回目までに接着して出走できた。ありがとうございました!












(このページの最新更新日: 2012. 9.10月
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