タイプ1シャーシを今(2012年)の技術で造ってみた 製作・撮影・text by tw (Web公開日: 2012. 9.23日)

まーーたサイト更新しないでミニ四駆いじって遊んどるのか!ドアホ!!と怒られそうだが、
しょうがないじゃあないか今のところ他にやる気が起きない状態なのだから。と開き直る。

今回は、レーサーミニ四駆のタイプ1シャーシを、今(2012年)の技術で造ったら昔よりどれくらい速くなるだろうか試しに。
車輌規定は一応当時(1988〜89年)のものとする。
当時の入手可能な素材はもう忘却して居るので、FRP関連はRCカーのパーツから切り出せたであろうと超適当に。
タイム計測は、JCJC(ジャパンカップジュニアサーキット)1セットを右回りに3周(1巡)。

まずはシャーシ素組み状態でタイム計測、フロントバンパーに830ベアリングローラーを装着しただけのセッティングで8秒台半ば。
この遅さの原因は、タイプ1はノーマル状態では後輪がコーナーフェンスに当たっている為だ。
これでは速さを競うには問題外なので早速改造に取り掛かった。

一応改造の目処が着いたのでコースに入れてみたら、何気にレーンチェンジャーで飛ぶ。(おい)
面倒なのでとりあえずLCにフタして計測。 マシン側のLC対策は後日、(やる気が起きたらだがw)
以下、当該マシンの走行映像と写真。

   

 とりあえず4秒52を記録。

モーターは当時の公式レース使用可能で最強のハイパーミニ、

ローラーはAOパーツの830ベアリング(在ったのだろうか?)、
リヤローラー軸は、当時ならモーターピンで代用できる。

ホイールはノーマルの物を肉抜き軽量化して、更に幅を規定内の8mmまで狭く、

タイヤは、まずホイールにスポンジを履かせ、
その上に細切りゴムタイヤ(ノーマルのスパイクをカットした物)を装着して、
規定限度の35mmまで超大径化。
尚このゴムタイヤは、鍋で茹でて柔らかくして引っ張って大径化してある。

リヤの黄色いボールキャップは、当時ならBB弾で代用できる。



車軸はノーマルのハトメで済ませた。
620ボールベアリングのビルトインは超面倒なのでパス。

タイプ2シャーシが出るまでは、小5か6の時はベアリング入れていたし、
ペンのコイル・スプリングを用いてサスペンションまでも造って居たが
(大宮で前ちゃんに見せたら喜ばれた。サインも貰ってある。)、
廃人化した今はそんなモチベーションは皆無。(南無 (-人-) チーン



カウンター&スパー・ギアは押入れから採掘。

確かこのギア比は5:1だったかな?



黄緑のスパーギアはフィニッシングペーパーで斜めに狭く削った。
これはフリクション(摩擦)ロス軽減の為。



プロペラシャフトのギアは左図・下の様に削った。

この2つの摩擦軽減を行うだけでだいぶ車速度に差が出る。
昔はこの手を思いつかなかった…。





モーター&ギヤカバーのプロペラシャフト受け部は、
当時から接触面を減らす手は使われていたし、書籍にも出ていた。

昔は斜めにカットした1点留めだったが、今回は2点留めとした。

(このページのここまでの最終更新日: 2012. 9.23日


上のマシンのレーンチェンジャー対策で、右フロントだけセッティング変更。
まずローラー装着角度にダウンスラストをつけ、
ローラーの角(エッジ)が緩やかな830から、鋭い850へ交換。
ダウンスラストのついたエッジが鋭いローラーでフェンスとの食い付き度を高めた事で、レーンチェンジャーの乗り上げを抑制できた。

そして挙動を安定させる為に、上下にスタビを装着。これらにより全くコースアウトしなく出来た。



タイムは4秒58。 LC対策を行ってもコンマ06秒落ちで済んだ。


(このページの最新更新日: 2012. 9.26水
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