フェラーリ F2004  text & illustration by tw (2004. 3.14)



F2004は開幕前のテストから、インダクションポッド両脇に薄いウイングを装着している。
このミッドウイングの作る気流の影響がリヤウイングまで届いている場合の、空力効果の可能性について。

リヤウイングの幅は1000mm程、ミッドウイングの幅は600mm程と思われる。
両者のウイング幅は異なる事から、
ミッドウイングの翼端渦はリヤウイングの翼端渦とは回転の向きが逆となっている。

薄いミッドウイングからリヤウイングまで1メートルは距離があるので、
リヤウイングに届くまでにミッドウイングの翼端渦は弱まっていると思われるが、
もしそれなりの強さで届いている場合は、リヤウイングの翼端渦を僅かでも弱める可能性が考えられる。

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