フロントサスのセンターキール

text & illustration by tw (2022/ 2/20日)

1993年、マクラーレンのフロントサスの、ロワアーム車体側 接続位置をセンターキール式に。
(下図) モノコックのフットボックス下側の黒い部分がセンターキール。要は、ロワアームを車体と接続する為の、「中央の骨」だ。







マクラーレンは前(1992)年度まで、車体は空力的に明らかに劣勢であり、1993年は事態を打開すべく、コンコルド ノーズを投入した。
それはノーズ先端は低いままだが、その後方が持ち上がっている。
これでモノコックへ直にロワアームを接続できなくなったので、センターキールが採用された。
その後、各チームのハイノーズ化がどんどん進み、2000年代序盤までセンターキールは必須のフロント デザインとなっていた。

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