「ニューマチック スロットル スプリング のアイディア」

発案 & イラスト & テキスト: 筆者
このページのWeb公開日: 2023年 8月02日(水曜)


(下図) 先日筆者がツイッターで知った情報と図によれば、(教えてくださった方に感謝!)
既存のスロットル ペダルのスプリングは、金属製コイル スプリングと、オイル ダンパーを組み合わせた物であるらしい。



(下図) そこで今回筆者は「空気バネ」を用いて、オイル ダンパーを撤去する事を思い付いた。
エンジンのニューマチック バルブ スプリングの様な物だ。



おそらく、従来の金属バネだと、バネに振動が起きるので、ダンパーが必要となる。
例えば、乗用車のサスペンションが金属バネでダンパーが未装着ならば、
車体の上下動がボヨンボヨンしてしまって、それが収まらないし、
やや余談だが、エンジンのバルブ スプリングが金属製だと、1万4500回転/分くらい(?)とかを超える高回転域となると、
バネが共振とかサージングと呼ばれる現象で壊れてしまうらしい。
そこでドライバーが正確なアクセルワークを実現する為に、振動が発生する金属バネにはダンパーが装着されているのだろう。

そこで筆者は、スロットルのバネを空気圧式とすれば振動の問題から解放されて、ダンパーを撤去できるかもしれないと考えた。

このスロットルのシリンダーは、高圧側のみでも作動しそうだが、
もしダンパーの機能も持たせたいならば、低圧側も用意して、各種バルブを備えた制御ユニットへ接続し、縮み側と伸び側の減衰力を別個に設定できるかもしれない。

そして、元々エンジンがニューマチック機構と、圧搾空気を作り出すポンプを持っているならば、
そこからスロットル ペダルのニューマチック機構へ配管を伸ばしてやれば、もし空気漏れしても充填できる。

ただし、現在のF1マシンはニューマチックのポンプがおそらく無くて、
バルブのシリンダーから空気が漏れた際には、ピットインして外部から空気を充填する光景を観た記憶がある。

(このページの最新更新日: 2023/ 8/02水)

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