Fダクト・インテークの改良  発案 & Web公開日:2010. 9.20月



今(2010)年、マクラーレンが投入し、他チームも追随している「Fダクト・システム」。

左図は、大雑把に描いた今季のマクラーレンのノーズである。

現行のテクニカル・レギュレーションでは、
モノコックのフットボックス部分を高く設計すると空力面で有利であり、
各チームその様にしてある。その為、ドライバーの視界は悪い。

その上にFダクトのエア・インテークを設けると、更に視界が悪化している。



昨(2009)年からのレッドブルの様に、フットボックス下面をU字状にする
(=空力面で非常に都合の良い形状とする)目的で、
モノコック上部両端に膨らみ(レギュで必要な面積を満たす為)を設け、

更にFダクトのインテークを設けると、視界は更に悪化してしまう。

そこで筆者は思い着いた。
縦長のシュノケール式エア・インテークにすれば良いのでは?と。

これなら横のコブとの干渉抵抗も発生しないし、
横型よりもクリーンで整った気流をインテークへ送り込める。

そして一番問題のドライバーの視界面も良好となる。



上から見た図。 筆者の「縦型シュノケール」では、
インテーク下部の「気流を左右へ別けるセパレーター」が細く、空気抵抗が少ない。


(このページの最新更新日: 2010. 9.20月)

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