「フロントウイング下面の翼端渦対策のトンネル」
スケッチ日:1996. 2.23
Web公開日2006.12.21木
F1マシンのフロント・ウイング下面は非常に低圧となっている為、
フロント・ウイング下面は、ウイングの両側からも空気を吸い込む。
その為フロント・ウイングは、前輪前側下部の高圧を軽減する効果がある。

翼効率だけを考慮すれば、
気流はウイングの前方から後方へ向けて直線的に流れる事が理想だが、
F1マシンではウイング単体では無く、車体全体の流れを考慮してデザインされている。



しかし、翼端渦の発生は翼効率を低下させてしまうので、
(上図) 何とか翼端部で翼端流を処理し、翼端渦の発生を軽減できないかを考えた際の筆者のアイディア。

トンネル上面はバットマンディフューザーの様に上方へ広がり、トンネル内に負圧を発生させ、翼端からの気流を吸い込む。
翼端板と、フラップ後ろ側のスプリッターは、外側へカーブさせた。
この様なデザインとする事で、ウイングのダウンフォース発生区域と翼端部とを隔離し、
ウイングのダウンフォース発生区域での空力効率を高められないかと考案してみた。

尚、F1で翼端板の底面プレートをトンネル状とする形状は、
筆者の記憶では2002年にルノーが初登場させたと思うが、
(このルノーはプレートの前端がフラットで、後ろへ行くに従いトンネル状に膨らむ形状)
筆者は翼端板の底面プレートをトンネル状とする案を、F1よりも6年も先に発想していた。



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