「どこまでハイノーズにできるか?」

発案&スケッチ&文章 by tw
スケッチ日: 1995年か1998年の、11月22日
Web公開日: 2006.11.30木

スマホ用にページ編集: 2023年12月06日(水曜)




F1マシンは「どこまでハイノーズにできるのか?」を考えてみた際のスケッチ。
車体下部へ大量の気流を導く事だけを目的に、
フロントサスのロールセンターは完全に無視してデザインした。

そして、センターキールが空力的に邪魔だからと撤去してしまっている点が非常に先進的であったと思う(!)。
何故ならば、マクラーレンが2005年度シーズンから登場させた「ゼロキール・コンセプト」を、
筆者は少なくとも7年は先取りしていた形となっていたからだ。


アッパーアームとステアリングロッドの取り付け位置も、ノーズの最上部にあり、 「これ以上はない設計を考えよう!」という当時の姿勢が覗える。

スケッチには、空力に寄与する為か、前輪の直径が600mmと規定最大値よりも60mm小さいが、
これは前輪が巻き起こす乱流の発生を低減させようとしていたのかもしれない。

尚、発掘したメモからは、スケッチ日が鉛筆で薄く小さく書いてあるので判別が難しく、(*フロントウイング翼端板に記入してある)
紙には95年と記入してある様に見えるが、
記してあるレギュレーションの値からすると、98年の可能性もある。

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