2006年 F1用 風圧で可変するリヤ・ウイング by tw スケッチ日:2006. 7.04火
Web公開日:2006. 7.06木

(筆者による気流イメージ)

フラップの角度が同一でも、メインウイングの角度の違いによって、全体的な気流の流れ方や空力効果を変える事ができる。




赤が高圧域で、青が低圧域を示す。

メイン・ウイングの前側部分に回転軸を仕込んでおく事で、
車速が増した時に風圧の向上によってメイン・ウイングの角度を下げる事が出来る。
これによりウイングの角度を、サーキットの低速区間では立て、高速区間では寝かせる事が出来る。



可変の制御に皿バネを用いる場合の設計。
ウイング内部の黄緑色の部分は、翼端板やウイングステーと固定する。

図の皿バネ式よりも、単に可変の回転軸にトーションバー・スプリングを仕込む手法の方が簡単かもしれない。





上記の可変ウイングの手法を制限する為に筆者が考えたレギュレーションを以下に記す。
最も簡単な規正法は、ロワ・ウイング同様にアッパーウイングも1エレメントとする事だと思う。

2エレメントで規制するには、
「上側のエレメントでは、その後ろ側のエレメントの前端から前方へ30mm以内の位置に、 リファレンスプレーンと垂直の角度で、下方へ**ニュートンの力を加えた際に、 変形量が**mmを越えてはならない。」とすれば良いと思う。
尚、荷重試験を受ける際の受け皿となるパーツ(オレンジ色の部分)はチーム側が用意する。




[Site TOP]   [tw-idea]