「ミニ四駆で空力ダウンフォースを発生できる事実」 実験&text by tw (2007. 9.14金)

風洞と天秤と重りを使い、ミニ四駆で空力ダウンフォースを発生できる事実を証明する。






今回はフロントの幅100mmx高さ68mmの高圧効果と、リヤ ディフューザー効果をテストした。
風洞の噴出口の板を外して空気が流れ出すとダウンフォースが発生する事が確認できる。
リヤディフューザー効果は、手の平で気流を遮るとリヤのダウンフォースが消える事から判る。

今回の実験では、車体が地面から僅かに浮く様に天秤の重りを調整したが、
車体の前後重心位置と、空力ダウンフォース発生中心位置は異なる為、
ダウンフォースの発生量を測定するには、実験する空力パーツに合わせて
吊り糸の位置を適切に配置しなければならず、なかなかシビアな作業となる。
とりあえず今回は実際にダウンフォースを発生するか否かの確認を行った。



筆者がミニ四駆に空力ダウンフォースを発生させたい理由は簡単で、
それはコースアウト抑制効果と、未開拓分野の開発の楽しみと、単に関心が有る事からだ。
ミニ四駆のコースアウトを防止する最も効果的な要素は、
コーナリング・ローラー、車体重心、タイヤの、それぞれの位置関係であると考えられるが、
元々筆者自身が強く興味を抱いている分野は空力面であって、ミニ四駆の走行性能の追求ではない。

尚、空力ダウンフォースがミニ四駆の性能面に寄与するのは、
車体がフロントから浮き上がるコースアウトの抑制であって、
タイヤへ垂直荷重を加える事が目的ではない。「車体へ」垂直荷重を加えたいのだ。
タイヤへの垂直荷重は結果的に加わってしまうかたちとなる。

ミニ四駆のノーズアップを防止するには、フロントにウエイトを搭載する方法がある。
重量が増加すれば慣性力も増加してしまう為、ウエイトの搭載はできれば避けたいが、
しかしウエイト搭載によるノーズアップ抑制効果があるのも事実である。
仮に、重量5グラムの空力パーツで10グラムの空力ダウンフォースを発生した場合、
車体にプラスされる垂直荷重は計15グラムとなる。
これなら空力もコースアウトを抑制したいミニ四駆の走行性能に寄与していると云える。

筆者のミニ四駆の空力開発はまだ最初の一歩を踏み出したばかりで、
そのパーツがどれだけ軽量化できるかもまだ見当が着いていない。
まだ開発を進めていない時点でミニ四駆に空力が無意味か否か決める事は出来ない。



このページの最新更新日: 2007. 9.14

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