ここからはQ&A式で進めてゆきます。
Q「普通のコーナーでコースアウトします!」
A「フロントローラーの、スラスト角と素材で解決できます。」
ローラーには「スラスト角」というのがあります。下向きに角度を着けるやつです。
フロントローラーに下向きに角度がついていれば、コーナーで車体は下向きに食い込む訳です。
フロントローラーには、下向きの角度がついていないと、普通のコーナーでコースアウトしちゃいます...。
尚、FRPやカーボン等のプレートで補強していないと、フロント バンパーが捻じれて上向きになってスラストがアップになってコースアウトする事があります。
素組みのVSシャーシなんかはよくバンパーが捻じれて上向きます。
そして、今走らせている(コースアウトしてしまう)マシンは、フロントローラーがプラスチック製ではないですか?
でしたら、プラ製のローラーから、金属製のローラー物へ替えてください。(多くは「ベアリング」と呼ばれます。)
コースの壁と接するローラーは、摩擦的に、プラは滑り、金属は食い込みます。
A「以下の画像と写真を観てください。」
ビスやローラーの角度を調整するチップが販売されています。
「ローラー角度調整プレートセット」定価286円
1度、2度、3度のチップがあり、調整できます。
これを使って、下図の様にしてビスやローラーに角度をつけます。(概念図です。)
写真にするとこちらです。赤いチップが割れない様に、大ワッシャーを噛ませてあります。
ローラー軸の全体を傾斜させる方法。
ローラー軸の角度は変えず、ローラーだけに角度をつける方法。
ただし、角度をつける赤いチップは、強度が弱いという問題があります。
ロックナットで、あまりに ぎゅーーっ と締めると、割れちゃいます。
そこで、金属製の角度調整チップも販売されていましたが、
「HG 角度調整チップセット」定価450円
厚みが大きいのが問題です。使い難いかもしれません。
私は、FRPプレートを切って、ダイヤモンドヤスリで斜めに削って、自作の角度調整プレートを使っています。
これは割れた経験はありません!
ジャパンカップジュニアサーキット(JCJC)のレーンチェンジャー(LC)で飛んでしまう場合、
右フロントのスラストを強め、左フロントのスラストを少し、足してあげてください。
これでだいぶスカッとLCを通過できる筈です!