レッドブルの2021年用マシン、「RB16B」は、2021年 2月23日に公開された。
写真は F1通信、走行テストの様子 を参照。以下、車体の概観から筆者の私見を記す。
尚、リヤウイングステーにアッパーアームを取り付ける手法は、筆者の方が先に発案し掲載してある。
筆者による、ハイマウントリヤサスペンションのアイデア(Web掲載日:2019. 5.27月)
RB16Bのリヤのロワアームは、おそらくドライブシャフトと同じ高さで、
昨(2020)年は、前側がウィッシュボーンで、後ろ側がトラックロッド、
今(2021)年は、前側がトラックロッドで、後ろ側がウィッシュボーンとなっている様だ。
この変更は、サスペンションの力学よりも空力的な意味合いが強そうだ。
これでリヤサスアームは、上下共、大きくハの字に降りる形となった。ロールセンターは無視して空力優先の設計だ。
排気管はメインもウエイストゲートバルブも斜め上方へ向けてあり、リヤウイング下方へ排気流を吹き付けている。
トークンをリヤに使ってきたレッドブルだが、アグレッシブに狭く絞り込んだリヤエンドはいかにも空力的に効いていそうだ。
後日発表のメルセデス次第だが、今年のチャンピオンシップは面白くなるかも(?)しれない。
ドライバーは、マックス・フェルスタッペンと、新加入のセルジオ・ペレスのペアだ。