2012年 2月 3日(金)、フォース インディアの2012年用マシン「VJM05」が発表された。
マシンの写真は、F1-Gate.com 等を参照。 それでは以下、車体の概観から筆者の私見を記す。
この空力効果は車体のピッチング、縦方向の安定板として作用すると思うが、
デメリットは重心が高くなってしまう事と、(なので筆者はノーズ先端が低いマシン向けのスケッチを掲載した)
重量物が車体重心位置から最も遠く離れた所にあるので慣性モーメントが増してしまう事がある。
「VJM05」で最も筆者が目を引かれたのは、ラジエーター・エアインテークの小ささだ。
レーシングマシンの空力性能で内部抵抗は高出力ゆえに大きい筈で、
特にラジエーター・コアを通過して運動エネルギーが低下した遅い気流れが、空力のキモとなるリヤエンドへ排出されるのは性能上、大変マズイ。
よってラジエーター関連の内部通過量が少ない方が、大きなダウンフォースが必要なF1マシンでは特に効いてくるだろう。
フロントウイング上面の気流を外側へ誘導する形なのはレッドブル、薄く空気抵抗が少なそうなノーズはメルセデス、
サイドポッド側面のアンダーカットを後方まで続け、角を落として丸く綺麗に仕上げるのはセミ・ダブルフロアのトロロッソ、
インダクションポッドの前後ダブル整流支柱はマクラーレン、リヤウイングのサポートで中央 150mm 幅のミニ・ウイングはザウバー
…と書いたら怒られるだろうか? 別に非難している訳ではないのだが…。
この中で、空力感度が強く効くのはおそらくレッドブル型のフロントウイングと、トロロッソ風のセミ・ダブルフロアであろう。
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