フォース インディア VJM11 text by tw (2018. 2.26月)
2018年 2月26日、フォース インディアの2018年用マシン「VJM11」が公開された。
マシンの写真は、F1-Gate.com 等を参照。 それでは以下、車体の概観から筆者の私見を記す。
このチームのアイディンティティである、鼻の穴ノーズVer.2は継承。
フロントウイング翼端板の外側に、カールした小さなベーンを追加。これはCFDで煮詰めた物に思われる。
フロントサスペンションは、メルセデス式のハイマウントウィッシュボーンは採用せず、保守的な造りに見える。
サイドポッド両端前方の縦のベーンが極めて小さく済ませてあるのが気になる。
この辺りはもっと大胆に攻め込んでも良かったのではないだろうか?
リヤビューミラーのステー(白色)は、フロントウイングが跳ね上げた気流を積極的に抱え込む形状。これで後流が安定するだろう。
もしかするとサイドポッド上面前部の縦のミニベーン(黒色)2枚づつが、ミラーの補助ステーとされているかもしれない。
空力を大幅アップデートしなければ、下手すると同じメルセデスのパワーユニットユーザーのウイリアムズに食われてしまう可能性もあるのではないか。
リヤエンドがまだ見えないので、とりあえずテスト走行の写真を待とう。
ドライバーはセルジオ・ペレスとエステバン・オコンのペアだ。