トロロッソチームは2008年シーズンの開幕戦には新車の投入が間に合わず、 シーズンの途中から2008年用マシン、「STR3」を投入した。 写真は、F1-Live.comや、GPUpdate.net等を参照。 以下、筆者の私見を記す。 このマシンは、昨年に引き続きフェラーリ製エンジンを搭載する。 昨年と同様、レッドブルのRB4とトロロッソのSTR3は、ほぼ同一の車輌設計基盤となっていると思われる。 最大の相違点は昨年同様エンジンで、レッドブルはルノーを搭載し、トロロッソはフェラーリを搭載する事である。 エンジンが異なる事で、ラジエーターの冷却要求度や、 エンジンとギアボックスとの取り付け部分が多少異なり、 それは強度や剛性と、リヤ・サスペンションの取り付け部分に違いが出る。 そして排気管の形状の違いから、サイドポッド内部のエアフローも異なる事になる。 その為、レッドブルRB4とトロロッソSTR3では、空力性能は近いが全く同一という訳ではない。 シーズンが進むごとに、トロロッソは親チームのレッドブルのラップタイムに近づき、 そしてこのページを書いている時点では、とうとう追い抜くまでに至った。 これは搭載するエンジンの違いによる要素が大きいと考えられる。
現状の規定では、エンジン開発凍結レギュレーションとなっているが、
そしてトロロッソSTR3は、2008年第14戦イタリアGPモンツァで雨の予選、決勝の中、ポール・トゥ・ウィンを飾った。
優勝したモンツァ・サーキットは、ストレート・セクションが長い、現F1GPでは最も高速のサーキットである。
ストレート・スピードは、コーナーの脱出速度と、そこからはエンジン出力と走行抵抗から成る。
ただし勿論これらの記述はドライバーのS.ベッテルの能力をスポイルするものではなく、 (このページの最新更新日:2008. 9.16)
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