ルノーRS16 text by tw (2016. 2.26金)
2016年 2月22日、ルノーの2016年用マシン「RS16」が公開された。だが…、
まず、昨年までのロータスチームをルノーが買収する形となったが、
その交渉が遅れた事で、RS16の開発を妥協せざるをえなかったとテクニカルディレクターのニック・チェスターはコメントしている。
これはパワーユニットを昨年までのメルセデスからルノーへ変更する為に費やしたリソースの事で、
現在のパワーユニットは全てのシステムを統合させなければならないので、限られた期間では大変な作業だっただろう。
しかもロータス時代の2013年に結構な赤字を出したことで、当時リストラを行っており、現在ではスタッフが足りない状況となっている。
現在のスタッフは490人で、2017年末までに650人へ拡大する計画だという。
そんな事情なので、今回のニューマシンには過度な期待はできない事を理解しておかなければならないだろう。
RS16の写真は F1通信 等を参照。
マシンのカラーリングが黒く、正直、細部までは判らない。
インダクションポッドのトリプルエアインテークが特徴的だったが、新車でも変わらない。
全体を観ても昨年と変わった箇所が解らず、やはり昨年は開発を勧めている余裕は無かったのかもしれない。
今季変更義務のあるエキゾーストは、メインの排気管が下側で、ウェイストゲートの排気管が上側にある。
排気管だけの質量を見ればこのレイアウトが低重心になるが、
それより手前で、ウェイストゲートバルブがどうパッケージされているかの方が重要だ。
ドライバーは、新加入のケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーが勤める。
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