2009年 1月20日、BMWザウバーの2009年用マシン「F1.09」が発表された。 写真は、GPUpdate.net等を参照。以下、概観から筆者の私見を記す。 F1.09は、現時点では、全体的にすっきりとした、あまり小細工の無いシンプルなマシンとなった。
フロントウイングの翼端板は、積極的に気流を前輪の外側へ跳ね除けようとデザインされている。
ノーズ両端からは、垂直に降りるルノー同様のフェンスが備え付けてある。 サイドポッド上面は筆者の常等デザインとほぼ同一の形状となった。 これはサイドポッド上面の内側は低くしてリヤウイングへ多くの気流を供給して、 サイドポッド上面の外側は高くして前輪からの乱気流を絞って整流する手法だ。
そしてサイドポッド上面の後部はかなり落ち込ませ、ボディ上面の流速を低下させ圧力を上昇させている。 車体を上から観て、ヘッドレストからサイドプロテクターへかけての形状はヘルメットとの隙間に未だ充填の余地が残されている。 F1.09は細かい部分に攻め込んだ姿勢はあまり感じられない。果たして発揮されるスピードは如何ほどのものだろうか? (このページのここまでの最終更新日:2009. 1.20火)
F1では2000年前後から昨(2008)年までは、フットボックス下部のセパレーターから ステップドボトムである車体底面への気流供給手法は、ほぼ全車、下図の様な形状となっていた。 ![]()
(ここまでのこのページの最新更新日:2009. 4.11土)
こうした形状により、サイドポッド底面へ向ける気流進路を制御している事が考えられる。 そして、先端の膨らみの内部にウエイトを内包する事も出来るだろう。
ただ、誌面で掲載されている写真では詳しい形状が判別し辛いが、 (このページの最新更新日:2009. 4.27月)
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