マルシャのニューマシンは、トラブルで公開予定日より少し遅れ、1月30日に公開、テスト走行された。
パワーユニットから今季からフェラーリ製を搭載する。これはマシン・ポテンシャル的に大きな進歩が期待される。
この新車「MR03」の写真は、F1-Gate.com 等を参照。 以下、概観から筆者の私見を記す。
ノーズの事実上の先端高はやや高い部類に入る。これは良い要素だが、
先端中央部のダミーノーズの形状が洗練されていない。ここで有害な渦流が発生してしまう可能性がある。
ダミーノーズの洗練度を除けば、ノーズからモノコックへかけて綺麗なラインを描いている事は評価できる。
フロントウイングは規定で今季から150mm幅狭くされたが、翼端板はその対応を行っていない様に見える。
ここら辺が下位チームのマシンという感じだ。
フロントサスの上下アームはハの字マウントで、ロールセンターが高い。
これではビークルダイナミクス面で不利だが、空力優先の設計だ。
サイドポッド両脇前部の縦のベーンが、今年は無い…。
これはリヤのロワウイング(ビームウイング)が禁止された事で必要無くなったのか、
それとも空力開発度が足りないのかは不明。
サイドポッド自体も特に特徴の無い、無難な形状。
リヤウイングは上下逆Yの字ステーで支持している。強度的にも空力面でも無難な形だろう。
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