昨(2013)年、ウィリアムズ・チームは僅か5ポイントの獲得でコンストラクターズ選手権を9位で終えてしまったが、
今季はパット・シモンズをチーフテクニカルオフィサーとして迎え、パワーユニットをルノーからメルセデスへと変更した。
ドライバーは、フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスが務める。
2014年 1月24日、ウイリアムズのニューマシン「FW35」のイメージCGが公開された。
そのイメージCGは、F1通信 等を参照。
写真ではなくあくまでイメージCGなのでどこまで信用できるか判らないが、以下、概観から筆者の私見を記す。
「FW35」はモノコック下部のセパレーターは前寄りから始まる。これは中に何かを内包しているかもしれない。
ハイ・モノコックの空力コンセプトだが、これは結果的にサイドプロテクターの隆起を低く抑える事が出来る。
車体底面からサイドプロテクターまでの高さは、ハイ・モノコック仕様でもロー・モノコック仕様でも同じなのだが、
ハイ・モノコック仕様ではコクピット側壁が高い為、結果的にサイドプロテクターの隆起量が低くなるのだ。
ところでCGでは肝心の“リヤウイングの支柱が見当たらない”。 リヤウイング翼端板の下端とサイド・ディフューザーを合体させて支えているのだろうか?
余談だが、リヤウイングの支柱を撤廃し、ディフューザー・サイドでリヤウイングを固定するアイディアは筆者も1992年頃に考案している。
ただリヤウイングの受けるドラッグ(空気抵抗)と巨大なダウンフォースを、ディフューザーでは支えられないだろうとボツにした記憶が確かにあるのだが。
リヤウイング翼端板の下縁の、気流を外側へ導くフィンはトレンド通りで、ディフューザー上面の高圧流のみを受け、
ディフューザー下面の弱々しくなった気流には干渉しない様に配慮されている。
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