ウイリアムズ FW38   text by tw (2016. 2.20土) [ English language ]

2016年 2月19日、ウイリアムズのニューマシン「FW38」が公開された。
画像は、F1通信 等を参照。
以下、車体の概観から筆者の私見を記す。



まだネットに流れてきた写真が少ないので断片的な事しか綴れないが、
意欲的に攻めてきたフェラーリと比べ、今回のウイリアムズは保守的過ぎるかもしれない?と感じられる。
このページは、肝心なエリアが見える写真が追加されたらまた書き足す事にする。

一目で昨年車と違う点は、サイドポッドのエアインテーク形状が、三角だったのが丸みをおびた事だ。
こちらの方が空力挙動が穏やかになるかもしれない。

中央の飛び出たノーズにエアインテークがあり、メッシュを張っているのも昨年と同じ。
これはフロントサスのダンパーとドライバーを冷却しているのだろうか?

フロントのカメラは、メルセデスやフェラーリの様にハイマウントにしていない。

昨年同様、フロントサスペンションはアッパーアームの後傾が強い様に見える。
ブレーキング時にフロントの沈み込みを抑えるアンチダイブジオメトリーは、
ダブルウィッシュボーンでは一般的に、ロワアームを前傾、アッパーアームを後傾とする。

サイドポッドのアンダープレートの両端で捲れ上がった部分(半径50mm以内のRを描ける)の上に、フラップがある点は注目したい。

FW38もロールフープに後傾のミッドウイングを装着している。

リヤの上下ウィッシュボーンの間隔は短く、
排気管の位置からして、アッパーアームの位置はもしかしたら低めかもしれない。
近年のF1の傾向では、ロワアームを高くした方が空力性能が向上する筈で、
そうする為にアッパーアームも極力高くした方が得策に思えるのだが…。

リヤウイングステーはスワンネックに見える。
昨年のFW37発表時の画像はリヤウイングステーが無かったが、シーズン中はほぼスワンネックのステーを使用していた。

ドライバーは、引き続きフェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスが務める。

>(このページのここまでの最新更新日:2016. 2.20土
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