2016年 2月19日、ウイリアムズのニューマシン「FW38」が公開された。
画像は、F1通信 等を参照。
以下、車体の概観から筆者の私見を記す。
一目で昨年車と違う点は、サイドポッドのエアインテーク形状が、三角だったのが丸みをおびた事だ。
こちらの方が空力挙動が穏やかになるかもしれない。
中央の飛び出たノーズにエアインテークがあり、メッシュを張っているのも昨年と同じ。
これはフロントサスのダンパーとドライバーを冷却しているのだろうか?
フロントのカメラは、メルセデスやフェラーリの様にハイマウントにしていない。
昨年同様、フロントサスペンションはアッパーアームの後傾が強い様に見える。
ブレーキング時にフロントの沈み込みを抑えるアンチダイブジオメトリーは、
ダブルウィッシュボーンでは一般的に、ロワアームを前傾、アッパーアームを後傾とする。
サイドポッドのアンダープレートの両端で捲れ上がった部分(半径50mm以内のRを描ける)の上に、フラップがある点は注目したい。
FW38もロールフープに後傾のミッドウイングを装着している。
リヤの上下ウィッシュボーンの間隔は短く、
排気管の位置からして、アッパーアームの位置はもしかしたら低めかもしれない。
近年のF1の傾向では、ロワアームを高くした方が空力性能が向上する筈で、
そうする為にアッパーアームも極力高くした方が得策に思えるのだが…。
リヤウイングステーはスワンネックに見える。
昨年のFW37発表時の画像はリヤウイングステーが無かったが、シーズン中はほぼスワンネックのステーを使用していた。
ドライバーは、引き続きフェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスが務める。
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