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2017年用F1マシン空力デザインその3 by tw

デザイン日:2017. 4.01土〜4/15土
Web公開日 :2017. 4.19水

筆者による、今(2017)年仕様のF1マシン空力デザインスケッチ、3作目だ。
これは筆者の作成した、F1マシン デザイン・テンプレートをプリントアウトして、スケッチしてPCへスキャンした。
下図の緑や青の線は、ボディワーク規定の範囲や制限の区域を示す。

前作と今作の最大の違いは、各チームの今年のF1マシンを観てからデザインした事だ。
その為、今年のニューマシンで見られる有効なアイディアをいくつか取り入れている。

フロントサスはアップライトに腕を伸ばしハイマウント化したが、更にロールセンター高を下げるジオメトリーとした。
今年のメルセデスとトロロッソはハイマウントであっても未だハの字マウントなので、筆者はここを一歩押し進めた。

サイドディフレクターが許されるエリアも判明してきたので、そこを最大限に活用し、ミドルボーダーウイングを備えた。
ステッププレーン側面前部の、高さ50mmの横方向のフラップは、このエリアで許可される最大幅である筈のセンターラインから250mmまで広げた。

サイドポッド上面にエアインテークを設ける事で、従来この部分で発生していたリフトを軽減し、そしてアンダーカットの流量を増した。
シャークフィンには2階立てのTウイングを備え、空力と強度を両立させた。
サイドポッドの排熱は高くし、リヤサスのロワアームをドライブシャフトと同じ高さとして、ディフューザー上面の気流をクリーンにした。




(時間と気力の都合からフロントウイング下面図は省略。)

(このページの最新更新日: 2017. 4.15水)
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