ミニ四駆の力学、ローラーとタイヤと車体重心位置 text & illustration by tw  (2011.12.23金)


自動車とミニ四駆の大きな違いに、コーナリングの力学面が挙げられる。

前者の多くは操舵する事でコーナリング・フォースを発生させ、タイヤと路面との摩擦(グリップ力)によって車輌が旋回する。
この場合コーナリング中は、横Gによってタイヤは常にコーナー外側へ滑りが発生する。

ミニ四駆やフェンスカーの殆どは、フェンスのカーブによって車輌をコーナリングさせている為、
この場合は、タイヤは強引にコーナー内側へとスライドさせられる。ここが自動車との大きな違いだ。

今回は上から見た状態のスケッチを掲載したので、これを観ながらミニ四駆の運動力学について思索してみてほしい。

前後ローラー装着地点
(ローラー・ベース)
の長い場合と短い場合。


長い方が車体の運動が安定しそうだが、
フェンスによってタイヤをスライド
させる力はどう成るだろうか?


ローラーの前後位置はそのままで、
車体とタイヤを前後した場合は?
(重心位置は
 ローラーベースの中心のまま。)


ローラーとタイヤの位置を
ニュートラルとして、
車体重心位置を前後させると…?


 力学面はこの他にもパターンが存在するし、更に加えて様々なセットアップが要素として加わるのがミニ四駆&フェンスカーなのだ・・・・・。


(このページの最新更新日: 2011.12.23金

{Home}   {ミニ四駆・フェンスカーの部屋}

クリックして頂けますと筆者の生活およびサイト制作費になります。