F1のサスペンション機構についてメモ。 text by tw (2021/ 8/07土)


1994年、フェラーリがサスアームの車体側取り付けを板バネ ジョイントに。
デザイナーはジョン・バーナード。
従来のピロボールを廃止して、板バネのジョイントにしたが、見事に当たった。この人の見抜く力は凄い。革命的だったと思う。
当時トップチームだったウイリアムズ陣営から危険だと批判もあった模様だが、翌年からほぼ全チーム、板バネ ジョイントになっていたと思う。
私はこういう美しい技術が好きだ。


1994年、中盤のベルギーGPからか? アロウズがフロントにサードダンパー&スプリングを装着。
これF1のアロウズが思いついたのが先なのかアメリカのインディーカーが先なのか筆者には判らんが、要はコンペンセーターです。
ピッチ、縦方向を、従来の左右2本のコイル&ダンパーだけが受け持つのではなく、センター ダンパー&コイルスプリングで制御してやろうと。
翌年、アロウズはリヤもトリプルショックにして、その後、全チームが追従して今に至る。


1995年、冬のテストの時からティレルがフロントにハイドロリンク サスなる物を投入した。
詳細は不明のままだが、左右のプッシュロッドを油圧シリンダーに接続し、
車体中央にサスユニット全体にプリロードをかけるコイルスプリングがあり、
いくつかの油圧バルブを用いて色々制御しようとしていた模様。
しかし結局上手く作動しなかったみたいで、シーズン後半は普通のパッシブサスのユニットへ置き換えられた。
あれ一体何だったんだろう???


(続く)

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