ここ数年のフロントサス・ユニットのレイアウト スケッチ日:2012. 1. 3火〜1. 5木/Web公開日:2012. 1. 5木



正面図


側面図


F1誌にチラっと写っている写真から推測して、最近のF1のフロントサス・ユニットはこんな感じのレイアウトが多いと思う。

ロッカー(ベルクランク)が複雑でやや重そうな立体型となっている理由は、
ピッチ・コントローラートーションバーより下側へ配置する為で、
これによりユニットの低重心化と、ピッチ・コントローラーとステアリング・シャフトとの干渉を避け易くなる。

尚、左右のトーションバー前端のロッカーは、左右のトーションバーをモノコックに直接固定するか、
前端のロッカー同士をロッドでリンクさせて、ピッチングとロールを別個に制御する使い方が行われている。

フロントサスに関しては、F1では1998年度からのテクニカル・レギュレーション改定で十分なサス・ユニットのスペースが設けられているが、
常に知恵を絞る余地が残されているのがリヤ・サスである。

(このページの最新更新日: 2011. 1. 5木)
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