サスアームの板バネ ジョイント

text & illustration by tw (2022/ 3/05土)

レーシング マシンの大改革!
1994年、フェラーリがフロント サス アームの車体側取り付け方法を、板バネ ジョイントにした。デザイナーはジョン バーナード。

以下は筆者による想像図だが、たぶん大体こんな形状であったのだと思う。
(*モノコックへの取り付け部分は、内部は観えないので本当に想像な図。)

(従来のピロボール)



(板バネのジョイント)


ピロボールを板バネへ替えると、これ程までにパーツ数を削減できる! シンプルで超軽量になった。摩擦の問題も無くなる。
技術的に、見事に当たった。バーナードの見抜く力は凄い。

当時トップチームだったウイリアムズ陣営から危険だと批判もあった模様だが、翌年からほぼ全チームが板バネ ジョイントになっていたと思う。

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