ノーズ下のフェンスに水平プレートを追加   text & illustration by tw (2011. 4.11月)

左スケッチ、寸法はかなりいい加減だが、意味は伝えられると思う。

第2戦マレーシアGPにて、フェラーリは左の黄色で示した様な水平プレートを試した模様だ。

これはノーズコーン両脇下部から下方へ設けた縦のフェンス(水色で示す)の内側に装着した物で、
黄色で示した水平プレートは、縦のフェンスの外側へは飛び出してはいない。

では、何故この様な空力パーツが試されたか考えてみよう。



まず、左のスケッチはターニング・ベーンの気流進路の概念図である。
これは筆者が自作したミニ風洞で試した結果から、然程間違っている流れ方ではないと思う。

ターニング・ベーンとは、「気流進路を転換させる板」の事である。
これにより、ターニング・ベーンは気流を左右へ吹き飛ばす効果だけでなく、
ベーンの縁で意図的に発生させた巻き込む渦流で、後流もコントロールしている。

よってフェラーリが使用した水平プレートの目的は、
ターニング・ベーン内側に巻き込む気流の状態と、
その後ろへの流れをコントロール、または安定させる物と考えられる。


(このページの最新更新日:2011. 4.11月
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