ケータハムは、風洞プログラムをドイツ・ケルンにあるTMG(トヨタ・モータースポーツ)へ移行中だ。
これにより、昨年よりは空力性能の向上が期待できるだろう。
2014年 1月28日、ケータハムの2014年用マシン「CT05」の写真が公開された。
マシンの写真は、F1通信 等を参照。 それでは以下、車体の概観から筆者の私見を記す。
「CT05」のメイン・ノーズは、先端が高いのは良い事なのだが、
形状が隅々まで角張っており、先端のレギュ対策ダミーノーズの取り付け方も含め、
そこにF1レベルの空力デザインの意識は感じられない。
「CT05」のフロント・セクションは、結果として、車体下方へ多く気流を多く供給できているが、
そこに支払ったドラッグ(空気抵抗)は大きいと云わざるをえないだろう。
そしてこれは2010年のチーム設立以来そうなのだが、フロント・アッパーアームが大きく後傾している。
このジオメトリーでは、ブレーキング時にフロントに沈み込む力が発生してしまうのだが…。
リヤウイングは中央2本のステーで支持してあり無難なところだろう。
ドライバーは、F1復帰となる小林可夢偉と、新人のマーカス・エリクソンが務める。
日本のファンにとって、ルノーのパワーユニットが余程優秀である事を願うしかなさそうだ。
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