ミニ四駆グランプリ2015 NEW YEAR大阪大会

製作・撮影・text by tw / Web公開日:2015. 2.09月

仙台の大敗が悔しく、2/08日のミニ四駆グランプリ2015 NEW YEAR 大阪大会に参戦した。会場は ひらかたパーク。
以下、筆者のマシンとリザルトを記す。 コースは、HATSUYUMEサーキット

これまでは優勝を見据えた取り組み方で失敗してきた。
今回の作戦というか考え方は、目の前にあるレースを一つ一つ勝つ事、そうすれば結果はついてくる、という方法だ。
マシンは仙台までの改良型で、ウィッシュボード対策に、左リヤローラー上段を10mm高くし(新たに中空ピン投入)、
タイヤ径を2015 NEW YEAR Rd.1掛川と同じ中径へ戻し、重心を下げ、スペーサーを噛ませてトレッドを広げた。

バッテリーはニッケル水素のネオチャンプを5セット準備。
2/4水 スプリントダッシュで放電、パーフェクトネオで2.5アンペア充電。
2/5木 同放充電 3.0A
2/6金 同放充電 3.3A
2/7土 同放充電 3.6A
夜ホテルで全然眠れず、自販機で氷結を2缶買ってごくごく飲んで眠りに入ったが、
移動中に偶然ストップウォッチの目覚まし機能をオンにしてしまって様で、
夜1時頃アラームが発動、起きてしまい、取説読んでおらず解除に難儀し、頭がぐらんぐらんして気分が悪かった。

当日朝4:50頃に自然と目覚め、7:10頃会場に到着、並ぶ。 入場料1,400円も払って(高いよ!)、受付番号390。

今回のきまぐれウォッシュボードの配置は、右・真ん中・左。
2番目の真ん中は車体の乱れを直してくれそうな…。でもタイム取るまで確信しない。

下図はギヤ比とタイムの事前予想で、これまでの2015 NEW YEARのギヤ比とタイムから計算した。

ギヤ比品川(ニッ水)大阪(小径)アルカリGT
3.5:126.2〜28.3秒26.7〜28.8秒27.7〜29.8秒
3.7:128.6秒29.1秒30.1秒
4:129.0〜29.7秒29.5〜30.2秒30.5〜31.2秒
4.2:130.0〜31.5秒30.5〜32秒31.5〜33秒
5:136.4秒37秒38〜39秒

会場は2つの屋内(ピット用とコース設置用)だが、扉が開けてあり寒い。カイロ2枚使用したが、まだ寒い。
一次予選のタイムを取りにコースに行くと、観られるエリアが狭く、人でいっぱいだった。

最速は29秒台後半をマークしたマシンがいたので、
スピードレンジはギア比3.7:1、フロントブレーキ中央を黒スポンジ2段、左右を緑スポンジ、リヤブレーキをシリコンのセットに決断。
ウィッシュボードで結構飛んでいたので、念の為に前後マスダン増設、フロントにシリンダー(4.2g)2つ、リヤにボウル(3.4g)2つ。

車体底面のホイールベース中心位置にブレーキを貼る「腹ブレーキ」の選択肢もあったが、
ウィッシュボードでコースアウトし転倒したマシンの腹にブレーキが貼ってあるのを何度も目撃して、使えなかった。

今回からフジヤマブレーキ装着車に対応した新しい車検箱となっていて、これまでと同じマシンなのに前後長が引っかかった。
ピットへ戻り、リヤブレーキ取り付け板の穴をピンバイスで削り、1mm前方へ移動。
そして一次予選、2レーンからスタート。

(筆者の1次予選映像)

車速がかなり遅い! ヤバイ!
ずっと2位を走行、負けか?!
…と、最後にトップのマシンがフジヤマチェンジャーで飛び、
筆者一着でゴールイン!



二次予選参加券はGetしたが、こんなに遅いのは大問題だ。遅過ぎて一次の結果が参考タイムにならない。
映像から計ると34秒後半…。
仙台の1次予選は、ギヤ比4.2:1、5レーンスタートで33秒台だった。
今はフロントブレーキきつ過ぎたしマスダン重過ぎたな。二次へ向けてセッティング完全に見直し。

まず前後のマスダンを撤去し、ホイールベース内マスダンのみに。これで1.5秒アップ目論む。

リヤブレーキはシリコンから灰色スポンジへ弱める。
フロントブレーキは、中央の黒スポンジをカットして面積を少しとした。
これで3.5秒アップ、合計5秒アップの29秒台(3.7:1本来のタイム)を目指すが果たして・・・・。

フロントブレーキは中央黒の面性を減らしたら(左写真)、指で押してみるとかなり“よれる”。
こんなによれると制動力の安定度が心配なので、
左右の厚い緑スポンジを薄く切り、中央の黒を2段貼りから1段貼りにした。
その為、ブレーキ板をスポンジ1枚分低くした。



一次予選で立ち位置確保が困難だったので、二次予選は始まる5分前に陣取った。
最速は29秒後半。これがターゲットタイムだなぁ。

15時50分過ぎか、二次予選開始。筆者は5レーンスタートだった。
頭いっぱいいっぱいでカメラ向け忘れて映像残っておらず、、、。
スタート後のフジヤマで大減速! 一次より減速してるじゃん!!!(ガーーーン!!!)
1周目のドラゴンバックのジャンプ後に着地で前転、リタイヤ。 終わった...。



一次のフロント中央黒スポンジは、2段貼りでよれていたからあの減速度で済んだのであろう。
それを1段貼りでよれなくしたからフジヤマの減速が強まった。
そしてよれなくなって、ドラゴンバック着地のショックを吸収できなかった。
着地には、黒は2段必要だった。左右の緑も厚みが必要だった。

しかし、最初の周のドラゴンバックで転倒するブレーキなのだから、5レーンスタートで良かった。
5レーンなのでドラゴンバックの前にフジヤマがどんなブレーキングになるか判った。
もうフジヤマは登場しないかもしれないけれど…。

今回思い知った事:新橋5レーンでテスト経験の無いセッティングは公式では一切やるな
速度が低い原因 :白タイヤがホイルスピンしてる可能性あり、設置面に白は使うな
15NEW YEARの結論:フロントブレーキは(屋内なら)結局緑で済んだ

リヤブレーキは、シリコン、灰色スポンジ、黒スポンジの3種類を持って行ったが、黒は結局恐くて使えなかった。







二次の重量


フジヤマブレーキの位置





高くした左リヤローラー

右リヤの縦の引っかかり防止棒、二次のリタイヤで脱落した模様。

これで筆者の2015 NEW YEARの挑戦を終える。 次は店舗大会、その次は3月下旬と4月下旬のSPRING 東京大会だ。目標は準々決勝突破!!

(このページの最新更新日: 2015. 2.09月)


ここ半年のレース結果を振り返る。

開催地ギア前ブレ後ブレ横マス後マス周回結果敗因/勝因
8/24JC 品川2・1次 3.5:1 7.6gx24.7gx2 1位 速度低めだがバランス良し
JC 品川2・2次 3.5:1 7.6gx24.7gx2 アイガー登りで跳ね 後マスダンが害に
9/28JC ビッグサイト 3.5:1 7.6gx23.4gx23?フジヤマ超過速度 ブレーキ不足
10/05JC 大阪2・1次3.5:1 シリコン7.6gx23.4gx2 1位 速度低めだが安全圏内
JC 大阪2・2次 3.5:1 シリコン7.6gx23.4gx2 2位? 前ブレーキ強過ぎ
10/19JC MEGA WEB 3.5:1 シリコン7.6gx23.4gx2 2位 モーター戦術楽観し過ぎ
 
11/30Au 品川1次3.7:17.6gx2無し 1位順調に勝利
11/30Au 品川2次3.7:17.6gx2無し3? デジタルでCoスライドダンパー未装着
 
1/11NY 掛川1次 4.2:1 シリコン8.8gx24.2gx2 1位 速度控えめだが順調に勝利
NY掛川2次 3.7:1 シリコン7.6gx24.2gx2 2位 ギヤ比1つ甘く速度負け
1/26NY 品川1次 4.2:1 7.6gx24.2gx2 1位 まだ少し速度上られるが快勝
NY 品川2次 3.7:1 シリコン7.6gx23.4gx2 フジヤマで超過速度Coフロントブレーキ不足
2/02NY 仙台1次1回目 3.7:1 シリコン7.6gx24.2gx2 ウォッシュで超過速度Coリヤローラー高足らず
NY 仙台1次2回目 4:1 シリコン8.8gx24.2gx2 ウォッシュで超過速度Coリヤローラー高足らず
NY 仙台1次3回目 4.2:1 シリコン8.8gx24.2gx2 完全に速度負け物販でアルカリ買える事を忘れていた
2/08NY 大阪1次 3.7:1 シリコン13gx2 7.6gx2 完全に速度不足だが勝てたブレーキ強過ぎ&マスダン重過ぎ/他車のCo
NY 大阪2次 3.7:1 8.8gx24.2gx2 ドラゴンバック着地で前転フロントブレーキ完全に失敗


17セッション 6勝、2位3回、10完走、7リタイヤ。 11回の1次予選 6勝、2次予選突破率 0%。

2次を何とかしないといけない。新橋でテスト走行して引き出しを増やす必要を強く感じる。

オータムはスライドダンパーでなかったので、高速でデジタルは抜けられなかった。
ニューイヤー仙台の大敗は、ピン打ちしたリヤローラー高が原因で、現場で直せなかったし、現場では低い事が原因だと気付けなかった。
その2戦以外、この半年で構造的な問題は無かった。 後の全てはセッティングミス。 つまり車造りは出来てきているという事だ。

惜しかったレースは3つ、
ジャパンカップ大阪2・2次は、フロントブレーキを緑にすれば準々決勝へ行けた。速度読みが甘かった。
ニューイヤー掛川2次は、ギヤ比一つ上なら準々決勝へ行けた。これも速度読みが甘かった。
ニューイヤー品川2次は、フロントブレーキ黒なら準々決勝へ行けた。ブレーキ読みが甘かった。
この3つは微妙なところで負けた。 9戦中3戦で惜しいところまで行っている。
“それが出来ていたら”その先へも勝つ進めたかもしれない。それが出来る様にならなければ。

(このページの最新更新日: 2015. 2.10火)
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