2015ミニ四駆グランプリSPRING東京大会2

製作・撮影・text by tw / Web公開日:2015. 4.27月

4月26日、2015ミニ四駆グランプリSPRING東京大会2に参戦した。会場は品川シーサイド。
筆者が立ち上げたネットチーム、「チーム公式攻略」が今回から稼動する!
そして今回は2次予選を走れるシード権が初めてあり、最低でも2回走れるので、これを戦略に生かさねばならない。

スプリント放電、1.5A充電、
同放電、2.5A、
同放電、3.2A、
土曜夕方 放電、4.0A。

6時50分頃会場へ到着し、ピットを貼ってエントリー、852番。
今回のきまぐれウォッシュボードの配置。




この写真では映っていないが、1枚目のあとに右側に壁ウォッシュが貼られている。
1枚目は真ん中なのでただのジャンプ。問題は2枚目の左床だが、1枚目のジャンプで2枚目を飛び越せば高速でクリアできるだろう。

スプリントダッシュ3.5:1 23秒9
3.7:1 24秒4
4 :1 25秒7
ハイパーダッシュ33.5:1 25秒2
3.7:1 26秒5
4 :1 27秒9
4.2:1 28秒4
ライトダッシュ3.5:1 30秒8
事前テストで、モーターとギヤ比の速度を採った。
自宅の1周/6.34メートルのフラットコースで計測。
1周のタイムに、公式コース全長の170メートルを掛けて、6.34で割る。
このタイムに、バンクとスロープで減速する分を足したものが完走タイムになる。
このメモを持ってコースと睨めっこした。
今回設置されたコースはA、B、Cの3面。
Aコースは近くの木の枯葉がたくさん落ちてきている。
Bコースは速い完走タイムが少ない。
速い完走タイムから、26秒半ばをターゲットに、HD3で3.5:1を選択。

900番が呼び出される少し前から、Aコースのスロープで急に飛び始めた。

ブレーキは前後とも完全マルチテープで持って来ていたが、
急な変化に危険を感じ、リヤブレーキは黒スポンジを少しだけ露出させた。
これは自宅JCJCのLCで減速度をテスト済み。


筆者の1次予選、5レーンからスタート。
登りで悲しい程減速してしまっている。
家でテストした僅かな黒スポ露出がこんなに減速するとは…。

31秒って・・・
こんなタイムでは2次の参考データにならない。



オープンコース(フラット)で走りを観ると、最高速は普通。
しかしタイヤ径27mmの割りに加速が鈍い気が…。リリース後に追突されてCoした。


スプリントダッシュ3.5:1 23秒9
3.7:1 24秒4
4 :1 25秒7
ハイパーダッシュ33.5:1 25秒2 → 31秒
3.7:1 26秒5
4 :1 27秒9
4.2:1 28秒4
ライトダッシュ3.5:1 30秒8
フラット25秒2のパワーソースで、26秒5がターゲットだったのが31秒の結果。
あと4.5秒も速くしないといけない(!)。

ブレーキが強過ぎたのは明らかだから、
まずリヤブレーキの黒スポンジを完全にマルチテープで覆った。

映像を観て、マシンを見ながら長考。

そしてフロントブレーキ板を撤去。
これでフロントに1mm+大ワッシャー6枚の隙間ができる。

これで車重107.0グラム。



 (撤去したフロントのブレーキ板)


2次のタイムを取っていて、26秒半ばを出さないと安全には通らない感じ。
チーム公式攻略のデータが上がってこない。何故…。

Aコースでチャンピオンズのまえたそ選手、フィギュア乗せて24秒9!
25秒フラットも行けるんだという事で、スプリントに3.7:1を選択。おそらく4:1だと遅く、バッテリーを放電して調整。
2次シード権の呼び出しがされ、車検の列へ。
スタッフへシード権を見せると、「シャトルかぁ。おばちゃんによろしく!」と言われた。

筆者1レーンからスタート。

全然放電足りなかった…。

4:1でも良かったし、フロントブレーキありでも良かった。
フロント外したならHD3でも良かった。
チャンスはたくさんあったのになぁ・・・。

1周目5秒2くらい、2周目4秒85くらい。完走すれば24秒6くらいか。
0.3秒は限界超えていた。
でもあの1次予選の状態から一発でこの範囲まで決められたんだから良い出来か!



今年ニューイヤーは4大会で3回1次予選を通過しているのに、スプリングはまだ一度も予選を通過できていない!








 ホイール軸をカットした物を足してワイドトレッド化。
 ウォッシュで姿勢を安定させる狙い。





  








事前テストで、フロントギヤの異音が収まらなかったので、初めて520ベアリングサポートを導入。
これでとても静かになった!
会場でリヤはギヤ交換するが、フロントホイールは外す機会が無いので、フロントはこういった組み付けが可能。

(このページの最新更新日: 2015. 4.28火)


過去21セッションを振り返る。

開催地モータギア前ブレ後ブレ横マス後マス周回結果敗因/勝因内容
8/24JC 品川2・1次 HD23.5:1 7.6gx24.7gx2 1位速度低めだがバランス良し100
JC 品川2・2次 HD23.5:1 7.6gx24.7gx2 アイガー登りで跳ね 後マスダンが害に50
9/28JC ビッグサイト HD23.5:1 7.6gx23.4gx23?フジヤマ超過速度 ブレーキ不足35
10/05JC 大阪2・1次HD23.5:1 シリコン7.6gx23.4gx2 1位 速度低めだが安全圏内100
JC 大阪2・2次 HD23.5:1 シリコン7.6gx23.4gx2 2位? 前ブレーキ強過ぎ20
10/19JC MEGA WEB HD23.5:1 シリコン7.6gx23.4gx2 2位 モーター戦術楽観し過ぎ10
 
11/30Au 品川1次HD33.7:17.6gx2無し 1位順調に勝利100
11/30Au 品川2次HD33.7:17.6gx2無し3? デジタルでCoスライドダンパー未装着50
 
1/11NY 掛川1次HD34.2:1 シリコン8.8gx24.2gx2 1位速度控えめだが順調に勝利100
NY掛川2次 HD33.7:1 シリコン7.6gx24.2gx2 2位ギヤ比1つ甘く速度負け60
1/26NY 品川1次 HD34.2:1 7.6gx24.2gx2 1位まだ少し速度上られるが快勝100
NY 品川2次 HD33.7:1 シリコン7.6gx23.4gx2 フジヤマ超過速度Coギヤ比一段速過ぎ30
2/02NY 仙台1次1回目 HD33.7:1 シリコン7.6gx24.2gx2 ウォッシュ超過速度Coリヤローラー高足らず10
NY 仙台1次2回目 HD34:1 シリコン8.8gx24.2gx2 ウォッシュ超過速度Coリヤローラー高足らず10
NY 仙台1次3回目 HD34.2:1 シリコン8.8gx24.2gx2 2位必要電池数え間違い0
2/08NY 大阪1次 HD33.7:1 シリコン13gx2 7.6gx2 1位他車のCo/ブレーキ強過ぎ&マスダン重過ぎ50
NY 大阪2次 HD33.7:1 8.8gx24.2gx2 DB着地で前転フロントブレーキ構造失敗0
 
3/08Sp 愛知HD33.5:14.2gx2無し2位リヤブレーキ強過ぎ40
3/22Sp 品川1SD3.5:1テープ4.2gx2無しスロープ超過速度Coギヤ比一段速過ぎ10
4/26Sp 品川2 1次HD33.5:1テープ7.6gx23.4gx2 3位リヤブレーキ強過ぎ20
シードSp 品川2 2次SD3.7:1無しテープ7.6gx23.4gx2 スロープ超過速度Coフロントブレーキ不足20


21セッション 6勝、2位5回、3位1回、12完走、9リタイヤ。 14回の1次予選 6勝、2次予選突破率 0%。
ニューイヤー仙台以降、内容が下降しているのは明らかに良くない。
だが、この表から反省しつつ、まだ次へ向けて手は思いついている。
公式レースの要素は、事前にマシンを造り、現場で合わせ込むの2つしかない。現在、前者はそれなりの自信がある。


(このページの最新更新日: 2015. 5.01金)
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