2015ミニ四駆グランプリSPRING鈴鹿大会

製作・撮影・text by tw / Web公開日:2015. 5.07木

5月6日、2015ミニ四駆グランプリSPRING鈴鹿大会に参戦した。会場は鈴鹿サーキットのピットレーン!
ミニ四駆のレースだけなら行かないが、当日87年のフェラーリF1がデモランするという事でホテルと新幹線を予約した。
が、予約した後になってデモランは92年ミナルディ・ランボルギーニへ変更となった…。うう いいのか悪いのか…。

ギヤ比と速度のテストは、
自宅コースが1周/6.34メートルで、スプリングの公式コースがタミヤのサイト発表値で170メートルだから、
自宅コース1周のタイムx170÷6.34=で算出。

スプリント
ダッシュ
3.5:1 22秒0
3.7:1 22秒3
4 : 1 23秒3
4.2:1 23秒6
5 : 1 26秒3
ハイパー
ダッシュ3
3.5:1 23秒6
3.7:1 24秒1
4 : 1 25秒2
4.2:1 26秒0
5 : 1 30秒6
ライト
ダッシュ
3.5:1 30秒8
3.7:1 31秒6


これはフラットの速度なので、公式ではバンクとスロープで減速するロスタイムを考える。
しかし、上のタイムは、東京2の前のテスト走行よりかなり速くなっている。車体はほぼ同じだが、モーターが慣れたのだろうか?

それと、1レース放電するとちょうど1秒遅くなるという分り易いデータが出た。
速度調整は、ストップウォッチで計測しながら予備モーターで放電する事に。(今度はミスらない!)

スプリント放電 1.5A充電、同放電 2.5A、同放電 3.2A、金曜夕方 放電 4.0Aして遠征。
3戦ぶりに上手く眠れた!

タクシーで相乗りしてサーキットへ着くと、長蛇の列。まさか鈴鹿まで来て0次落ち?
8:45頃から列が動き始める。
入場して延々歩いて、最終コーナーの下を潜ってピット裏へ。
コロコロコミックのイベントが同時開催で、そちらの方に結構人が流れて行く。それでこの人数だったのか。
無事エントリーシールを貰い、770番。
ピット内で、ジャパンカップジュニアサーキットが鈴鹿サーキットのレイアウトで組まれていた。

きまぐれウォッシュの配置は、中央、中央の2つで、問題にならない。やった高速仕様のセッティングは分っている。イケるぞ!
ピットロードにピットを貼って朝食。

レースを観ると、スロープで大勢飛ぶ。
鈴鹿サーキットは最終コーナーから1コーナーへかけて大きく下っているので、
設置された公式コースは、スロープ後の左コーナーが登り逆バンク状になっているのが原因だろう。
AコースもBコースも同じ向きで、攻略する側としては助かった。

ジュニアクラスを先に終わらせるという事で、午前のオープンクラスの出走は200番まででお昼。




ホームストレートから1コーナーへ


ホームストレートから最終コーナーへ


ピット裏から見た2コーナー


ホームストレートの最終コーナー付近に人だかりが。さてはミナルディがあるなと思い移動。
走れる状態のF1マシンを筆者が実際に観るのはトヨタとホンダぶり3台目になるのか?
ミナルディM192


12:45過ぎ、エンジンに火が入る。甲高いので一応ランボV12だと思う。
走り出し、ドライバーはサービスでピットロード寄りを走ってくれたけど、ハーフスロットル・・・
ダンロップから最終コーナーへ抜けて3周してくれたけど、ハーフスロットル・・・
当時のレギュだと日曜日を走る耐久性しかないから踏めないのか…
が っ か り

ミニ四駆のレースへ戻る。
タイムを取っていると、速いグループは27秒台。最速は26秒後半。

と、Aコースで24秒台で帰って来るマシンが。速い!と思ったらチェッカー寸前にレーサーが回収した。
胸のエントリーシールを見たら灰色、チャンピオンズの方であった…。成程流石。

700番が呼ばれたのでセッティング作業。マシンは前戦と同じ。
モーターはHD3、4.2:1ギヤ、ヒクオのマスダンパーをシリンダー+アジャストに、
電池を60秒放電すると1秒遅くなるデータがあるのでその放電をし、
再レースになった時の為に予備に持つ電池も60秒放電して、
ウォッシュが中央なので、トレッドを狭くして旋回性を上げ、
フロントブレーキは黒スポンジに全面マルチテープを貼った物、1mm+大ワッシャー1枚入る隙間。
リヤブレーキは黒スポンジに全面マルチテープを貼った物、1.2mm高にセット。


4レーンスタート。

ブレーキ減速激しい

自動の筈のカメラのピントが合わない何故




30秒5(!!!!) テストデータを信じて完全に失敗した。鈴鹿まで来てこんな激遅い・・・。
結果、HD3だったら3.5:1以外なかった。スプリント積んでも良かった。

タミヤのサイトには、人数次第で抽選でもう1回と書いてあったのでスタッフへ訊くと、
今日はコロコロのイベントがあるから遅くまで出来ないから…と言われ無い事に。
帰る




観覧車の方から最終コーナーを観る


87年と95年のフェラーリが展示してあったので撮影。後で文章書いてアップする。
いつのだか思い出せない得体の知れないBARが置いてあったがこれは撮る価値無さそうだった。



帰りの電車でセッティングメモと睨めっこ。
東京2はスプリント3.7:1で飛んで、完走していたら24秒後半だった様で、
同じモーターでフラット速度をテストした今回持って来たメモが22.3秒となっている。
メモした走行テスト時にはワイドトレッドだったので、ナロートレッドにすると1秒速いデータがあるので21.8秒の速度になるとして、
このパワーソースでスプリング公式コースでは3秒(1周0.6秒)くらいブレーキロスすると計算できる。
致命的な事に、鈴鹿ではこれが頭に無かった。東京2前のテストデータだと0.1秒以下のロスの計算が出ていた…。こんな訳なかったんだ。

メモの4.2:1では26秒0で、放電して1秒落として、スプリング公式コースで結果が30秒5だから、フラットより3.5秒(1周0.7秒)ブレーキロスしている。
これは速度が高い程ブレーキが効かない事を表していると考えられる。
HD3で3.5:1なら3.5秒ロスとして、メモの23.6秒+3.5=27.1秒。これが1次突破ターゲットだった。

翌日ネットで映像を観ると、オープンクラス優勝はアルカリGT支給で26.2秒くらい。
アルカリだと1秒落ちるから、準々決勝で25.2秒が出せる状態だとして、
メモではスプリント3.7:1が22.3秒で、3秒足して25.3秒に、
アルカリGTでスプリントだとHD3よりもタレるから、最終的には「3.5:1の22.0秒+ロスタイム=26.0秒くらい」を使うべきだった。

チャンピオンズのS様は24秒台で初戦速度負け、チャンピオンズ準優勝はMたそ選手でスプリント搭載だった。

そこをHD3で4.2:1で決めてしまったのだから今回は0点!
スプリング4戦して1次突破無しとはショックデカイ・・・・

今回の敗因は、東京2の事前テストタイムが遅過ぎ、ブレーキロスタイムをちゃんと割り出せなかった事、其れだけ。
何故、東京2の事前テストタイムが遅かったのかは未だ解らない・・・。
テストタイムが速くなっている時に自体の異変に気付くべきだったのだ。何かおかしいと…。
筆者はね、子どもの頃から数字使わせると必ずしくじるんですよ。馬鹿なんです。

以下、ちゃんとタイムを取る様になった最近のレース内容まとめ

開催地モータギア前ブレ後ブレ横マス後マス周回結果敗因/勝因内容
11/30Au 品川1次HD33.7:17.6gx2無し 1位順調に勝利100
11/30Au 品川2次HD33.7:17.6gx2無し3? デジタルでCoスライドダンパー未装着50
 
1/11NY 掛川1次HD34.2:1 シリコン8.8gx24.2gx2 1位速度控えめだが順調に勝利100
NY掛川 2次 HD33.7:1 シリコン7.6gx24.2gx2 2位ギヤ比1つ甘く速度負け60
1/26NY 品川1次 HD34.2:1 7.6gx24.2gx2 1位まだ少し速度上られるが快勝100
NY 品川2次 HD33.7:1 シリコン7.6gx23.4gx2 フジヤマ超過速度Coギヤ比一段速過ぎ30
2/02NY 仙台1次1回目 HD33.7:1 シリコン7.6gx24.2gx2 ウォッシュ超過速度Coリヤローラー高足らず10
NY 仙台1次2回目 HD34:1 シリコン8.8gx24.2gx2 ウォッシュ超過速度Coリヤローラー高足らず10
NY 仙台1次3回目 HD34.2:1 シリコン8.8gx24.2gx2 2位必要電池数え間違い0
2/08NY 大阪1次 HD33.7:1 シリコン13gx2 7.6gx2 1位他車のCo/ブレーキ強過ぎ&マスダン重過ぎ50
NY 大阪2次 HD33.7:1 8.8gx24.2gx2 DB着地で前転フロントブレーキ構造失敗0
 
3/08Sp 愛知HD33.5:14.2gx2無し2位リヤブレーキ強過ぎ40
3/22Sp 品川1SD3.5:1テープ4.2gx2無しスロープ超過速度Coギヤ比一段速過ぎ10
4/26Sp 品川2 1次HD33.5:1テープ僅かに黒7.6gx23.4gx2 3位リヤブレーキ強過ぎ20
シードSp 品川2 2次SD3.7:1無しテープ7.6gx23.4gx2 スロープ超過速度Coフロントブレーキ不足20
5/06Sp 鈴鹿HD34.2:1テープテープ6.7gx23.4gx22位データ解釈誤り0


9大会16セッション 4勝、2位4回、3位1回、9完走、7リタイヤ。 10回の1次予選 4勝6敗、2次予選突破率 0%。
2次突破に悩んでいたのに、1次突破がこんなに困難になるなんて…

(このページの最新更新日: 2015. 5.08土)
[Site TOP]   [ミニ四駆・フェンスカーの部屋]