text & photo by tw / Web公開日:2016.12.18日
まず、今回の方法の基礎となったのが、SIGさん のアイディアで、
それは以下の写真でも紹介するが、ホイール貫通穴の中心を出す為に、最初に短くカットした中空シャフトと1.0mmのドリルを使う方法だ。
では以下は筆者の方法も加えて、順に追って見ていこう。
筆者の方法バージョンで用意するのは、ピンバイスとドリル数本と中空シャフト1本。
今回使うのは、既に家にある1.0mm、1.3mm、1.5mm、1.7mm、1.9mmの歯。
1.0mm以外はカーボンを削って切れなくなった歯だが、捨てずに取っておいて良かった。
実戦に使うホイールを、まずは一旦ノーマルシャフトに挿す。そして外す。
最初に使う歯は1.0mmだ。中空シャフトを短くカットした物を用意。
(この2つはセットで使うので、一緒の袋に入れておく。)
ホイールに短くした中空シャフトを挿す。
挿す際には、ラジオペンチなど金属の平らな物体を下に置いて、中空シャフトを押し込む。
中空シャフトの中へ1.0mmのドリルを入れて、ホイールを貫通させる。
中空シャフトをホイールから抜いて、1.3mm、1.5mm、1.7mm、と穴を拡大していく。
尚、ホイールの内側から1.7mmを超えるドリルを入れるとシャフトを掴む穴が緩くなってしまうので注意。
貫通した穴を1.7mmまで拡大したら、またノーマルシャフトを「貫通以前の箇所まで」挿す。
ノーマルシャフトを挿した状態で、ホイールの外側から1.9mmを回す。
歯がノーマルシャフトの先端に軽く当たるまで、弱い力で削る。
(撮影の都合上ピンバイスが斜めになってしまっているが、実際に削る際には真っ直ぐになる様に集中する。)
ノーマルシャフトを押し込んで、ホイールを貫通したら出来上がり。(結構ぬるっと貫通するので、手を怪我しない様に注意。)
ノーマルシャフトを抜いて、実戦用の72mm中空シャフトを装着して回転させた映像がこちら。
ホイールに問題はなく、回転のブレは使うシャフト次第という感じだ。
この他に、未使用のノーマルシャフトも何本か試したが、シャフトによって全くブレ方が違った。
今後はシャフトの選別や手曲げの技術の向上が課題となると思われる。