レギュレーション無し。8輪マシン by tw

デザイン日:2012. 8.05日〜8.07火
 Web公開日:2012. 8.07火



レギュレーションが無いレースカテゴリーならどんなマシンとなるのか、これについてはいつも興味が尽きない知的楽しみ項目だ。

最速を目指すにあたって筆者はまず小径8輪車とする。この目的は純粋にグリップの増大と、前輪の径はドライバーの視界を制限する要素だからだ。

技術的に、究極は8輪全てを駆動させた方が速いと思うが、エンジンから駆動系への配置困難さと、走らせる楽しみの理由から前輪操舵・後輪駆動とした。
前輪が駆動しない場合、セナ足の様なスロットル・コントロール・テクニックで車体の向きと荷重を操る事ができ、アグレッシブなドライビングを楽しめる。

今回のマシンで最も重要なコンセプトは、グランドエフェクト・サイドウイングに、車体左右それぞれ1つづつ計2つのファンを装備させた事だ。
このアイディアは、筆者の記憶では確かピーター・ライト氏がF1誌へ寄稿したものだと思う。これが最も強大なダウンフォースを発生させられるアイディアではないだろうか。
グランドエフェクト・ツインファンは低速コーナーでも強大なダウンフォースを発生でき、ストレートでは回転速度を制限し空気抵抗を適切に軽減できる。

ただし今回のマシンでは重大な欠点があり、それはドライバーの搭乗時に高温のサイド・ラジエーターが邪魔をする事で、ピットで火傷防止の搭乗ジャッキを用意する必要がある。



その他 仕様:
エンジンと電気モーターを遊星ギアで連結させた電子制御無段変速 および 回生ブレーキシステム
エンジン: V型12気筒 バンク角60度・6リッター ツインターボ
燃料: バイオ燃料
バッテリー: リチウムイオン

電子ディスプレイ・バイザー および ミラーレスCCDカメラ式リヤビュー・ディスプレイ
ドライバー冷却用エアコン
アクティブ・サスペンション、アンチロックおよび8輪バイアス配分ブレーキ、トラクション・コントロール、オーバーラン・コントロール、
アクティブ・デファレンシャル、パワーアシスト・ステアリング および 電子制御8WS(8輪操舵)の統合制御
迎角可変リヤウイング

(このページの最終更新日: 2012. 8.07火)
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