2014年用 F1エンジン排気発電ユニット by tw


考案&スケッチ日:2013. 6.14金/Web公開日:2013. 6.15土

F1では来(2014)年から、パワーユニットに関するレギュレーションの改革的な変更が実地される。
まず内燃エンジンは、1.6リッター V型6気筒 直噴ターボとされ、
最高エンジン回転数は15,000rpmに制限される。出力は約550馬力と見積もられている。

ERSと呼ばれる新しいエネルギー回生システムは、
制動時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する MGU-K と、
排気エネルギーを電気エネルギーに変換する MGU-H と呼ぶ2基のモーター発電機によって回収される。

そこで筆者が考案したのが下図のアイデアだ。来(2014)年用の MGU-H(エンジン排気発電ユニット)





これは発電機を中空構造として内部にタービンを装着する事で、排気ガスを直線的に流す事ができる。
これで車体の空力デザインで大幅に自由度が増す。

タービンの素材は、高温のエンジン排気流に当たる為、熱伝導性の低いカーボン製とする。
これで少しでもで発電機への加熱を軽減したい。

パワーユニットの規定だが、
レース中に使用できる燃料量は140リットルに引き下げられ、燃料の総流量規制も導入される。
2014年はドライバーあたり5基(2013年現在は8基)だが、2015年からは4基となり、より耐久性が求められる事になる。

(このページの最新更新日: 2013. 6.15土)
[ Site TOP ]  [ tw-idea ]