「バイパス・ターボのアイディア」
発案日: 2024年 9月19日(木曜)
発案&イラスト&テキスト: 筆者 (tw/りゅーき)
このページでの掲載日: 2024年 9月22日(月曜)
V型エンジンで、ツイン ターボとする際に、
左右のターボを異なる大きさとする事で、ターボ・ラグを解消できないだろうか?と今回発案した。
下に概念図を示す。
コーナーの立ち上がりで、
小さいターボは、素早く加給圧を高められるが、加給圧の上限が低い。
大きいターボは、加給圧を高めるまで時間がかかるが、肝心の最大加給圧が高い。
そこで上図の、左バンクの排気流を「2系統へ別ける事」を筆者は思いついた。
まずコーナーの立ち上がり時に、
左バンクの排気流を、バルブを制御して、全て小さいターボへ流す。
そして、その小さいターボの加給圧が最大となったら、バルブを制御して、
左バンクの小さいターボで過剰となった分の排気流を、右バンク側の大きいターボへ導く。
これで右バンクの大きいターボの加給圧の上昇速度を、より早める。
この原理が可能ならば、コーナー立ち上がり時のターボ タグを改善できるかもしれない。
尚、吸気エアボックス内の圧縮空気は、左右バンクのシリンダーで共有されるので、
左バンクの排気量が、右バンクと比べて低下するという事は無い。
ただし、左右の加給圧が、右側の大きいコンプレッサーの方が高いので、その高圧流が、
加給圧の低い左側コンプレッサーからの流量を押し退ける事を防止する為に、ワンウェイ・バルブを備える必要がありそうだ。
今回のバイパス ターボのアイディアは以上だが、
ただし筆者はエンジンに関する知見があまりないので、今回の案が実用可能かどうかは、正直よく解らずに居る...。
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