「タイヤの変形量を再現する風洞実験設備」 by tw (2007. 8.12日)




現代の上位カテゴリーのレーシングマシンでは、車体底面の空力が走行性能の生命線となっており、
車体底面へ流れる空気の状態は、前輪が巻き起こす乱流が大きく影響している。
実際のマシンがサーキットを走行する際には、荷重によりタイヤが変形し、この変形量が空気の流れ方を変動させている。
近年のF1マシンでは、構造が大きく異なったタイヤを装着した際にこの現象が顕著に現れており、
空力性能面で大きな問題となっている。

そこで筆者は上図の付属機材のアイディアを考案した。
使用するタイヤの素材はゴム製とし、タイヤメーカーへ風洞用タイヤの開発を委託する。
タイヤの変形量さえ再現できるならば、タイヤへかける垂直荷重は小さくても構わない。

このページの最新更新日: 2007. 8.13
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