デザイン・スケッチ日: 1994年 2月18日
このページでの公開日: 2004年 2月18日(水)





94年シーズンの開幕前に、ノートにスケッチしたデザインのスキャン。
このデザイン後ちょうど十年が経つので、記念に公開。
このデザインにかけた時間は記憶していないが、最長で数日間、最小で2時間程であったと思う。
この頃はまだヘルメットを描き入れていなかったが、ヘルメット周辺の気流イメージはデザイン中に頭の中に有ったと思う。



私は92年か93年頃から、サイドポンツーン(当時私はサイドポッドをこう呼んでいた。)の上面の内側を低く、外側を高くするデザインについて色々と模索していた。
そして94年、ベネトンがサイドポンツーン上面の内側を低く、外側を高く段差を付けた形状の新車「B194」を登場させる。
これで私は自信を付けて、それ以降私のF1マシンデザインは、多くの物が段差付きサイドポンツーンのコンセプトとなった。


サイドポンツーンのインテーク形状は、上面の段差付きのラインに合わせた形状で、私は1994年〜2000年頃にこの手のデザインを多用していた。
このインテークのライン自体は直接空力性能を向上させる目的ではないが、上面に段差を付けるサイドポンツーンとする際に、
このインテークのデザインとすると各部をレイアウトし易い事からよく用いていた。
このインテークの上側のラインは、後の1999年にフェラーリが同じ様な形状で登場する事になる。

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