2010年用 F1マシン空力デザイン by tw デザイン日:2010年 9月11日〜10月05日(火)
 Web公開日:2010年10月05日(火)

もの凄く遅れてしまったが、筆者による2010年用F1マシン空力デザインスケッチを掲載する。
これは筆者の作成した、F1マシンデザイン・テンプレートをプリントアウトして描いた。
緑や青の線はボディワーク規定の範囲線を示す。

ダウンフォースやリフト(+-L)を発生するパーツは青、
気流を横方向へ誘導するパーツは紫、
翼端板や気流進路を制御するパーツはオレンジ、
サスペンションのピロ・ボールは黄色 (ドライブシャフト含む)、
ブレーキダクトは茶色、
ドライバーの頭部を保護するプロテクターや、トーションバー・スプリングや、柔らかい部品はピンク、
その他の部分は水色で着色した。 要、右へスクロール。








2010年用マシンのデザインを脳内設計ほぼ完了したのは今(2010)年の3月辺りであったが、
持病の悪化や各イベントに翻弄され、且つレギュ変更の影響や、レッドブルの排気吹き付けデフューザーのアイディアの影響を受け、
結局直したい部分には手が回わず、未完成のままのデザインだが、時間が無い為、此処に掲載して置く。

今では「Tトレイ」と呼ばれている、フットボックス下方のダミー・プレート・フロアだが、
今(2010)シーズン、レッドブルがフロントウイングの高さを、走行時に低く可変させているという指摘がされ、
(実際、レッドブルのマシンは空力的影響からフロント・ウイングが動いている事が映像で確認されている)
この様なトリックを防ぐ為に、イタリアGP(モンツァ)(2010年09月)から、車検が強化された。

モンツァからFIAは、車体中心線から左右へ100mmの箇所へ、フロア両側に同じ上方荷重をかけるテストを実地した。
それは、マシンのフロアが200kgの荷重で5mm以上たわまない事を確認する為の荷重テストである。

この知らせを受けた筆者はすぐにフロアにハの字型のステーを増設すれば良いと思いついて居たが、
後日発行されたF1誌の写真を確認すると、メルセデスが同様の手法を用いて車検をクリアしていた。
それより筆者は本サイトにて、後日のアップロードとなってしまっているが、いや、此れ以上は云うまい。どうでもいい事だ。

此のマシンの特徴の一つは、フロントサスのロアアームを、「あえて」モノコック前端まで伸ばさなかった事だ。
モノコック下面は下さがりであり、ロアアームを横方向へ水平にする事で、
ゼロキールであってもロールセンターを少しでも低く抑える事を達成している。

(このページの最終更新日: 2010.10.05火)
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