今後のフォーミュラ形状・規定の提案 by tw

デザイン日:2011. 8.29月〜8.30火
 Web公開日:2011. 8.30火



これはF1に限定したものではなく、主なオープン ホイール・カテゴリー全般における、筆者に拠る今後のマシン形状の提案である。

ドライバーの頭部を保護するキャノピーの装着義務付け。
 サーティースJr.やマッサの事故だけでなく、これまで危険なケースは沢山在った。
 ドライバーの自力脱出・マーシャルによる救出面を考慮し、上面はオープンなキャノピーとする。


タイヤ同士の接触に拠るマシン跳ね上がり防止のタイヤガードの装着義務付け。
 これは前後輪のアップライトに装着する。形状はFIAが定めた同一の物とする。


横方向からの衝突事故時の頭部保護の為に、ノーズ先端の高さを制限。
 これも過去何度か危険性なケース在ったが、制御不能となり跳ね上がったマシンのノーズが、
 先行車のドライバー頭部を跳ね飛ばす様な事はあってはならない。


コース上での追い抜き促進の為に、グランドエフェクト・サイドウイングの復活。
 これはアメリカのオーバルレースで証明済みであり、ダウンフォースを発生させる空力デバイスは、
 車体上側よりも車体下側の方が先行車の乱気流の影響を受けにくい。
 ただしウイングの跳ね上げ制限をしなければ2トンを超える程の巨大なダウンフォースを発生してしまう為、
 底面形状については厳密に制限を敷く事。


側面衝突時の衝撃吸収力を向上させる為のサイドポッド前端位置の前進。
 サイドポッド前端位置の設定は、空力性能に大きく影響を及ぼす為、空力デザイナーは毎回このエリアに頭を悩まさせていると思われる。
 この際、側面衝突安全性と、主に空力の開発コスト削減の為に、前端位置を厳密に規定してしまえば良いかと筆者は考える。


空力挙動を各車平等に安定させる為の前輪ボーテックス・ジェネレーター解禁。
 これはF1では1994年シーズン中に、空力性能を低下させる為の名目の元に禁止されたデバイスだが、
 その規制に拠って、かえってサイドディフレクター等の開発重要度が跳ね上がってしまった。
 全車が装着していれば条件は全車同じ訳であって、先行車からの乱流の影響を受けにくくする為に筆者はボージェ解禁を推奨する。


エンジン排気流を利用したダウンフォース増量作用の制限の為に、排気管エンド位置の規制。
 昨(2010)年から今(2011)年に、絶大なアドバンテージを得たこの吹きつけシステムは、石油資源の異常な浪費以外の何物でもない。
 これを禁止すべく、「基準面(RP)から水平に測定して、エンジン排気管の末端部は、リヤ・ロワウイング先端部よりも低くてはならない。」等と
 定める必要があるだろう。

 尚、上記イラストのマシンを持ち上げるロープは、ドライバー頭部後方のロールバーへ前後方向に通せば良い。

(このページの最新更新日: 2011. 8.30火)

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