2012年用 F1マシン空力デザイン by tw

デザイン日:2011.11月中頃〜11.26土
 Web公開日:2011.11.27日
 筆者による来(2012)年仕様のF1マシン空力デザイン スケッチ。
 これは筆者の作成した、F1マシン デザイン・テンプレートをプリントアウトして描いてPCへスキャンした。
 緑や青の線はボディワーク規定の範囲線を示す。

  クリックすると別ウィンドウに大きい図を表示できます。







延々と続く酷いド鬱の中、2週間位かかって無理矢理描きあげた空力デザイン。相当やっつけ仕事。

フロントウイングのフラップは、車体外側へかけて角度を寝かせる形状とした。
これは(レッドブルのコピーなのか、それとも過去に筆者も発案して居た物なのかは忘れてしまったが、)
フラップ上側の気流を外側へ導き、前輪に気流が正面衝突させない様にする意図。

ノーズは先端を高くし、下面を規定下でなるべく丸みをおびた形状とした。
これは空力性能上の理由からで、その為にサバイバルセルの断面積は規定よりもあえて大きくした箇所もある。
尚、こういった形状とする事で、フロントサスのロワアームを車体の中心よりに接続する事ができるメリットもある。

装着が義務付けられているオンボードまたはダミーカメラは、フロントウイング・ステーの外側に、ロワアームとほぼ同じ高さで設置した。

前から見て、フロント・サスアームの斜め下がりをなるべく浅い角度としている理由は、フロントのロールセンターを低める為。
強度上必要なアッパーアームとロワアームの間隔をとるにあたり、タイロッドは無理にアッパーアームと面一とはしなかった。



フットボックス上面のキャノピーは、FIAからボディワーク規定違反とされると思われる為、
キャノピーを取り外しても空力面で特に問題無さそうなマシンデザインとした。



左右段付きサイドポッドは、今(2011)年のマクラーレンのコピーだと思われるかもしれないが、
サイドポッドを外側は高く、内側は低くするアイディアは筆者が20年程前(14才頃)に発案し、いくつもスケッチしてある。

この手法は、現在のレギュレーション下では大きな段差を設ける事はかなり面倒な作業となっている。
その理由は、サイドポッドの殆どのエリアで、角となる部分は75mm以上のRをつけなければならないからだ。
今回も筆者はあの手この手で規定をクリアしている。(と思う。不完全な箇所があればご指摘ください。)



リヤボディの大砲型ラジエーター排熱手法は、完全にレッドブルのパクリ。
筆者の頭が完調ならば、コークボトル・テールをもっと狭く絞り込みたいところなのだが…。

後輪ブレーキダクトは、横図では描いていないが、今回も多段フラップで重ね尽くした。

DRS(=ドラッグ・リダクション・システム)の配管を通す為に、リヤウイングの翼端板は先端に厚みを持たせた。
リヤウイングの翼端板のエリアは、規定で20mm以下まで厚みや形状を自由にデザインできる。

(このページの最終更新日: 2011.11.27日)
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