2014年用 F1マシン空力デザイン by tw

デザイン日:2014. 2.13木〜2.17月
  Web公開日:2014. 2.17月

筆者による、今(2014)年仕様のF1マシン空力デザイン スケッチ。
これは筆者の作成した、F1マシン デザイン・テンプレートをプリントアウトして、スケッチしてPCへスキャンした。
緑や青の線はボディワーク規定の範囲や制限の区域を示す。

各チームのニューマシンが公開されてからの後出しジャンケン・マシンだが、筆者は筆者で新しいレギュレーションの細部をFIAへ問い合わせる事もできない為、後出しジャンケンも描いておかなければならないのだ。





ノーズ先端は規定で記述された低い位置(車体底面から上方に185mm)に備えたティアドロップだ。これで合法か否か判らないが、空力を阻害しない様に各ステーを細くできる。

今(2014)年からビームウイング(リヤウイング下段)が禁止されるので、これで失ったリヤのダウンフォースを少しでも取り戻す為に、今季のマクラーレンを模範したリヤサスアームとした。
マクラーレンはロワアームとタイロッドを茸状にしたが、筆者はアッパーアームとタイロッドを茸状に設計した。これはアンチ・スクワットのジオメトリーを重視したからだ。
ただし後面視でアッパーアームの強度が不安だが、茸部が太いので多分折れないかと。折れるならマクラーレン式へ改める必要がある。

そして、厳しさを承知でサイドポッド冷却排出を空力を攻めて低くしたが、これだとオーバーヒートで燃えるかもしれないが、まあ燃えたら燃えたで。
真面目な話、燃えたらマクラーレンの様にサイドポッド上面のカウルを盛り上げて熱気を抜けば済む。

サイドポッドは全高をやや低め、リヤウイングへ多くの気流を供給させた。

上面視でサイドポッド上面前部には左右3枚づつのボルテックス・ジェネレーター(渦流発生装置)を備えた。
これは後流の剥離を防止する目的ではなく、意図的に気流を乱してサイドポッド上面のリフト発生を阻止する為だ。
尚、正面視でボルテックス・ジェネレーターが無いのはマジに描き忘れ。アル中でボケてきたかもしれない。

あっ、後面視のロワアームも描き忘れている!やばい!

次が重要なのだが、今季からターボエンジンが解禁され、マシンにはタービンが備えられる。
今季の規定で、エンジン排気流発電の最大回転数は、1万2500回転/分であったと筆者は記憶しているが、
過去1988年のターボエンジンについての書物を見ると、どうもタービンの回転数は10万回転/分を超える様だ。
そこでタービンのシャフトから発電機にかけてギアで減速しておいたのだが、ネジ巻き式のウォームギアを用いた方が減速は容易かもしれないが、
ただしウォームギアを用いた場合、ターボラグの解消目的で、排気流発電機にエナジーストアから電気を供給してタービンを加速させる事は困難となる。

エンジン排気流発電の最大回転数ですが、本サイトの掲示板にて 12万5000回転/分 とご指摘を頂きました。感謝の上、訂正させて頂きます。(2014/ 2/18更新)

(このページの最新更新日: 2014. 2.17月)
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