2017年レギュ草案用 F1マシン空力デザイン by tw | デザイン日:2015.11.03火〜11.12木 Web公開日:2015.11.13金 |
リヤにロワウイングが復活するならば、サイドポッドの最大高は低まるのではないだろうかと筆者は考える。
空力的に、入力を超える出力は得られないからだ。
そしてロワウイングがあれば、以前までのレッドブルの様に大砲型のラジエーター熱気排出が有効だろう。
ディフューザーとロワウイングの間の気流が重要となるので、そこを綺麗にしたい。
ラジエーターを通過した熱気は乱れているので、それは空力性能の寄与度の低い上側のエリアへ通す訳だ。
尚、大砲型排出口からリヤウイング上段まで距離があるので、薄い整流翼を中央に配置した。
現在、F1界では全車がリヤサスペンションをプルロッドとしているが、
筆者は現行(2015年)レギュレーション下では、リヤのパッケージの正解は実はプッシュロッドなのではないかと考えている。
しかし、リヤにロワウイングが復活するのならば、リヤを低められるプルロッドが正解だろう。
大砲型ラジエーター排気とした事で、コークボトル下部はギヤボックスの幅まで狭め、サイドの流速を最大限に生かす。
ディフューザー中央には、ステップドボトム規定の都合からコブが発生してしまっているので、空力挙動が厳しくなると想定できる。
ディフューザーの跳ね上げ開始位置を前進させるならば、ステップドボトム後部の規定をあらためる必要があるだろう。