空力性能の「 L/D (=空力効率。いかに少ない空気抵抗で大きなダウンフォースを発生できるかの事)」を向上させるには、ノーズコーンは先細り形状の方が良いかもしれないが、 ここ数年のF1のノーズ先端は、幅広で平たい物が多い。 これはノーズ下側の気流を安定させて車体下部へ流す目的が考えられる。 数年前からレッドブルは、ノーズ先端とオンボードカメラ(=規定で装着が義務づけられている)を一体化して、カメラを気流進路の安定板として利用している様だ。
今回筆者が考えたのは、空気抵抗の内の、カメラの表面抵抗を軽減できないかという事である。
この手法のデメリットは、重量配分の面でよろしくない事だ。これはレッドブル等も同じである。 よって、カメラとノーズを一体化する手法は、サーキットが高速域であるほど効果的となるだろう。 |