ディフューザーの全長と跳ね上げ角度  スケッチ & Web公開日:2010年 9月04日(土)


今(2010)年のF1テクニカル・レギュレーション(=技術規定)では、
リヤ・ディフューザーの高さは、
リファレンスプレーン(車体底面)から上方へ 175mm までとされているが、
来(2011)年から、これが 50mm 低く、125mm へと下げられる予定の様だ。
この規定変更により、車体底面で発生できるダウンフォースが削減される。

1995年から、F1の車体底面の技術規定はステップドフロアとされており、
車体中央線から 150mm 〜 250mm よりも外側の車体底面は、
リファレンスプレーンより 50mm 高く規定されている。
よってサイド・ディフューザーの実際の跳ね上げの高さは、(右図)
今年は 125mm となっており、来季は 75mm となる。

   


では本題に入る。ディフューザーの全長は、後輪中心線から後方へ 350mm となっている。
これが、「350mm以下。」なのか、「350mmまで なければならない。」なのか筆者は知らない。(FIAのレギュ読むのが面倒で^^;)

もし、「以下」であれば下図の左側となり、「まで なければならない」であれば下図の右側の状態となると思う。

もちろん、
車体下面の気流 吸い出し量が多い左側のディフューザーの方が
強いダウンフォースを発生できるが、

その場合、試せる形状パターンの自由度が多い為、
開発コストが高くなってしまう。





(このページの最終更新日: 2010. 9.05日)



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