翼効率だけを考慮すれば、
気流はウイングの前方から後方へ向けて直線的に流れる事が理想だが、
F1マシンではウイング単体では無く、車体全体の流れを考慮してデザインされている。
しかし、筆者が「何とか、よりフロントウイング下流を前後にストレートに流せないか?」と考えたところ、こうなった。(下図)
トンネル上面はバットマンディフューザーの様に上方へ広がり、トンネル内に負圧を発生させ、翼端からの気流を吸い込む。
翼端板と、フラップ後ろ側のスプリッターは、外側へカーブさせた。
この様なデザインとする事で、ウイングのダウンフォース発生区域と翼端部とを隔離し、
ウイングのダウンフォース発生区域での空力効率を高められないかと考案してみた。
尚、F1で翼端板の底面プレートをトンネル状とする形状は、
筆者の記憶では2002年にルノーが初登場させたと思うが、
(このルノーはプレートの前端がフラットで、後ろへ行くに従いトンネル状に膨らむ形状)
筆者は翼端板の底面プレートをトンネル状とする案を、F1よりも6年も先に発想していた。