2012年用INDYカーの空力コンセプトは2種類に分かれると筆者は考えている。
それはサイドポッドの左右への広がりを後輪外側まで伸ばした、上から見て車体が三角形のタイプと、
F1マシンの様にサイドポッド後半を狭く絞り込み、サイドポッド側面を低圧とするタイプだ。
今回のデザインは、後者のコークボトル・タイプとした。その理由は、
もしサイドポッドを左右へ広がり後輪外側まで伸ばした、上から見て車体が三角形のタイプであると、
後輪側面辺りの低圧によって、追い抜き時に両車が引きあう事が考えられる為である。
この件については特に開催者へ重要度を持って認識して頂きたいものである。
見た目のカッコ良さの演出の為に、あえて強い翼端渦が発生するリヤウイングとした。
(実際には下図ほどの大きな渦は発生しないが、趣旨を強調する為に大げさに描いた。)
前輪内側のボーテックス・ジェネレーターは、ロワ・アームに地着けした。