「規定内でサイドポッド上に小型ウイングを設置すれば良い」

スケッチ日: 2000. 3.02
Web公開日: 2006.12.10日






1997年以降、F1のテクニカル・レギュレーションでは、
後輪のすぐ手前の部分では、車体底面から上方へ500mm以内までしかボディワークの設置が許されていない。(車体中央線から左右へ500mmより外では。)

しかし、後輪中心線から前方へ800mmより前側の区間では、600mmの高さまで設置が許可されている。
筆者はこの部分のスペースに着目し、サイドポッド上面を低くして、小型ウイングを設置すれば、
空力アドバンテージを稼げると思い付いた。(筆者のスケッチは2000年3月2日の物)

そしてその後F1では、この筆者と同じ思想の小型ウイングが、2000年のモナコGPから初めてウイリアムズが投入し、
それからの数年間で全F1マシンの標準装備パーツとなった。

これはとても単純な発想のパーツだが、しかしどんなに単純な事であっても、「一番最初に発案した」という事が重要だ。

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