リヤウイング下面を通過する気流の両端は、翼端板の内面と接触し続け、境界層が成長し易い。
そこでリヤ・ウイングの翼端板に、外側から内側へ気流を通すスリットを設け、
リヤウイング下面の気流へ加速エネルギーを与えられないかと考案した。
赤色の縦の矢印で示している3本のスリットがそれである。
上図のアイディアをこのページへ掲載してから4年半後の、2014年シーズンの序盤に、レッドブルが同じ物を実戦投入した。
その写真は、auto sport web【メカアップデート】レッドブル、リヤの空力処理 2014. 3.30 を参照。
黄色の矢印よりも、暗い向こう側の翼端板のスリットの方が、光が射し込んでいて、形状をよく確認できる。