ウイング上面の気流は圧力が高まり、気流進路は圧力が高くない左右へと別れてゆく。 しかしウイングの空力効率の理想は、前から後ろまでストレートに空気が流れる状態であると考えられる。
そこでF1では2004年シーズンに、リヤウイング上面に「仕切り板」を設置する事が流行った。 しかしこのデバイスの登場後、早い段階でFIAから新たに規制し直され、板は装着できなくなった。
だが現行のF1ボディワーク規定では、リヤウイングのエリアの、車体中央線から左右へ75mmまでは規制外となっている。 仕切り板の設置位置がウイング中央寄りなので効果は少ないかもしれないが、多少でも気流進路の改善に貢献できそうだ。 |