内燃エンジンの出力は 900馬力 以内、電気モーターの出力は 100馬力 以内、合計 1000馬力 以内、を目安に、毎年、FIAが各種調整します。
目安と云うのは、つまり、もし参加者達の技術開発競争で、PU最大出力が1000馬力を超えてたら、FIAが翌年の燃料流量を絞る等して1000馬力以内へ規制し続ければ良い、と云う意味です。
技術開発は日々進みますから、1000馬力を上限として毎年少しづつ燃料流量を絞っていけば、年々、燃費(エネルギー)効率が上昇します。年々エコになっていきます。
そして、あまりに電気モーターの出力が大きいと、車輌へ搭載が必要な電池容量が多くなってしまいます。
すると、サーキット1周での回生発電量では充電が足りず、
レースというよりも、エネルギーのマネジメントと戦略のゲームの要素が強くなってしまいます。
ですので、1周で回生できる電力量で、いつも、何周でも平気で出来るレースの方が良いと思いますし、たった百馬力分ですから直ぐに回生発電、充電できるかと思います。
内燃機関エンジンの形式は、自然吸入でもターボチャージでも、直列4気筒でもV型12気筒でも、ロータリーでもガスタービンでも、
排気量が何リッターでも、最高回転数が何万回転だろうと、加給圧が何バールでも許可します。
その代わり、車輌の燃料タンクは「100リットル以内」として、レース中の給油を禁止し、「時間あたりの燃料流量 制限バルブ」を義務付けます。
電気モーターの出力制限(100馬力 以内)の方法については、私は電気に関して無知ですので、これは専門の方々へお願い頂きたいです。申し訳ございません。
(バッテリーについては、最大電圧や、最大重量や、最大寸法(体積)等で規制する事になるのかもしれません。)
それでは、下図は、ボディワーク制限図です。ファイルは GIF と Jpeg の2つの形式の画像を、以下へ掲載致しました。
皆様のご都合の良い型式で、または両方を、PC、またはタブレットやスマートフォンヘ保存してください。
(注: サイト筆者の残る気力が ほぼ無い事から、このCGのドットの数値は非常にいい加減な状態です。このまま図面へは決して採用しないでくださいね、バグだらけです(汗;))
レイン直径: 610mm〜620mmを雨天で実走して、技術的な高度な有識者の会議にて決定する。
タイヤの最大幅:
前輪: 280mm 以内、
後輪: 350mm 以内。
これは暫定案の数値で、レースを行って、もしこの値で技術的に問題が発生したら、有識者会議で見直せば良いかと思います。
車輌のタイヤ最大トレッドは 1800mm まで。(2000mmは幅広過ぎますから、コース上での追い抜きを促進する為です。)
車輌の最長ホイールベースは、3200mm 以内。(長過ぎると車輌の安定性が増し、ドライバーの技量が判らなくなる為。)
(下図) 前後長:前輪車軸から前方へ、最長 900 mm 以内、 最短 330mm 以上。
高さは、リファレンスプレーンから上方へ、300mm 以内までフロントウイングのボディワークが許可されます。
これさえ在れば、自身のマシンの空力性能を乱す事を非常に軽減できるし、後続車への後流も綺麗になるかもしれません。
今、それを実装しない理由は全くないですし、是非、今のF1へこれを装着して、
現在、車体底面の空力処理に苦労して居るF1空力エンジニア達を救って頂きたいものです。これは開発コスト削減にもなる筈です。
(あまりにノーズ先端が高いと、横から当たるクラッシュ時に、ノーズ先端がドライバーの頭部へ当たる危険性があります。)
「F1」というブランドが、どの国でいかに大金を稼げるか?という方向性は、本来のモーターレーシングの趣旨から外れていませんでしょうか?
「グランプリ」と云うヨーロッパの素晴らしい伝統文化を守って頂きたいと想う次第ですが、
それは一度失えば二度と戻らないでしょうし、そして現在、もう そうなりつつありますが...。